大我side
今日はあなたの下の名前の授業参観だった
俺たちは行きたいけれど行けないから
あなたの下の名前に申し訳ない気持ちでいっぱいだ
やっぱり早いなぁと思いつつ
俺はあることを思い出した
それはあなたの下の名前が小学生3年生のことで
ある日、俺はオフの日だったから家にいたら
静かだった空間に家の電話が音が鳴り響いた
それは学校からの電話で
担任「あ、あなたの下の名前ちゃんのお家の方ですか?」
担任「すみません、今すぐ学校に来ていただけませんでしょうか?」
“学校に来てください”そう言われた時
俺は焦っていた
急いで学校に行くと
担任の先生とあなたの下の名前、そして男の子とその子の母親らしき人がいた
母親「何をしたも何もお宅の子がうちの子を転ばせたようですね!!」
俺はしゃがんてあなたの下の名前の目線に合わせた
母親「まぁ!ずっと黙っているなんて、お宅では
どのような環境で育ててきたのですか?」
母親「お宅は血の繋がっていない親が6人もいるんですってね」
母親「そんな環境で育てたら、そんな性格当然ですよ」
無責任な言葉を聞いたとき
直感で、こいつはヤバい奴って思った
母親「まぁ、親のことを名前呼びなんて、、」
母親「まぁ、当たり前でしょうね、、」
「“親が6人もいるんですから”笑」
母親「なんですか?私は事実を言っただけですが?」
俺限界だった
メンバーのこともあなたの下の名前のことも馬鹿にされて
手が出そうになった時に
母親「きゅ、急に何よ」
母親「は?」
母親「………この小娘ごときがふざけたこと言ってんじゃないわよ!!」
母親「っ、、、!!」
男の子「………ごめん、、」
男の子「………泣」
母親「…………」
母親「………」
小学生3年生の女の子があんなに大人びた事を言うから
俺はびっくりしちゃったけど
きっとあの頃のあなたの下の名前が大人びていたのは
俺たちに心配をかけたくなかったからだろう
あの日家に帰ってきて皆んなに言ったら
心配する声やあなたの下の名前を褒める言葉でいっぱい
褒めてたらあなたの下の名前泣いちゃったけどね笑
大人相手に怖かっただろうに
よく1人で立ち向かった
俺は何も出来なかったけど
帰り道のあなたの下の名前の背中は
きっと素敵な大人になることを物語っていて
父親として嬉しかった
あなたの下の名前、、昔の大人っぽさはどこに行ったの?
今では俺たちを家族として受け入れてくれている
証拠なんだろうな











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。