第7話

「焦りと安心」
1,142
2026/05/18 11:58 更新
----------------続き----------------
📍病室          ⏱23:40
あなたがうっすら目を開ける。
焦点があってない__
緋山先生
緋山先生
わかる?
小さく頷くが様子がおかしい。
ぼんやりと天井を見つめる。
白石先生
白石先生
あなたさん?
(なまえ)
あなた
…ごめんなさい…
小さく、掠れた声で呟いた
(なまえ)
あなた
…もう絶対…しないから
呼吸がどんどん乱れていく__

白石と緋山は顔を見合せる。
(なまえ)
あなた
自分で…全部するから…
(なまえ)
あなた
だから…1人にしないで…
(なまえ)
あなた
お母さん
(なまえ)
あなた
なんでもする…なんでもするから
白石先生
白石先生
大丈夫よ 
あなたちゃん
先生のことわかるかな?
(なまえ)
あなた
ごめんなさい…
1人にしないで…お願い
緋山先生
緋山先生
アセリオ持ってくる
白石先生
白石先生
お願い
あなたちゃん
1人じゃないから大丈夫
先生近くにいるよ
深呼吸しようか
あなたの呼吸はだんだん落ち着いてくる。

意識も少しずつ戻ってきた。
白石先生
白石先生
大丈夫?
辛いところない?
(なまえ)
あなた
暑い…
白石先生
白石先生
暑いか…半袖に着替える?
完全な半袖ではないんだけど
もう少し袖が短い服もあるよ
(なまえ)
あなた
(。  。`)コク
白石先生
白石先生
緋山先生に服も
持ってきてもらうように言うから
少し待ってね


緋山先生
緋山先生
だんだん楽になるから
緋山は聴診器を取り出しあなたに当てる

静かな病室に呼吸音だけが聞こえる。
緋山先生
緋山先生
_今のところ大丈夫そう
(なまえ)
あなた
治療…治らないとできないんですか?
白石先生
白石先生
そうだね…治療は
しっかり治ってからじゃないと
始められないかな
(なまえ)
あなた
…そっか…
緋山先生
緋山先生
いっぱい寝て食べて水分とること
それが今の1番の治療法
(なまえ)
あなた
…はい おやすみなさい
白石先生
白石先生
うん おやすみ
📍スタッフステーション          ⏱24:45
モニター音とタイピングの音だけが響く。
カルテを入力する白石の向かいに緋山が腰を下ろす
緋山先生
緋山先生
はい
白石先生
白石先生
ありがとう
缶のコーヒーを1つ白石に渡す。
冴島はるか
冴島はるか
お疲れ様です
緋山先生
緋山先生
おつかれ
白石先生
白石先生
お疲れ様
あなたちゃん 落ち着いてる?
冴島はるか
冴島はるか
はい 今は寝れているみたいです。
バイタルも安定してるし
体温も下がってきています。
白石先生
白石先生
ならよかった
緋山先生
緋山先生
でも今回長引きそう
元々身体弱ってたことを考えたら
白石先生
白石先生
そうだよね…とにかく
今寝れてるならよかった。
看護師
白石先生 302号室の中島さんが・・・
白石先生
白石先生
わかった すぐ行く
📍病室          ⏱2:10
病室は暗い。
点滴だけが静かに動いている。

__あなたは目が覚めてしまった。
咳も落ち着き、熱も下がってきてるがまだ辛い。
熱でぼーっとしている時、
病室のドアが静かに開く。
冴島はるか
冴島はるか
あら 起きてたの?
あなたが冴島を見て、小さく頷く。
慣れた手つきで体温計をあなたの脇に挟む
冴島はるか
冴島はるか
熱ちょっとずつ下がってるね
(なまえ)
あなた
何度ですか?
冴島はるか
冴島はるか
37.7
(なまえ)
あなた
…微妙
冴島はるか
冴島はるか
微妙だねぇ
(なまえ)
あなた
…寝れないです
冴島はるか
冴島はるか
苦しい?
(なまえ)
あなた
…なんか、焦ります
何も言わず黙って話を聞く冴島
(なまえ)
あなた
今まで何も気にせず生きてきたのに
いきなり病気って言われて…
考えたこと無かったけど
早く治療した方がいいのは知ってるから
冴島はるか
冴島はるか
…治療は身体が万全な状態になってから
始めた方が治りが早くなる。
熱が少しある時とか
風邪を少し引いてる
それだけでも免疫は落ちてるの。
だから免疫が落ちてない時に
治療した方が安全なんだよ。
(なまえ)
あなた
…でも怖いです。
治療始まっても、
また何か起きて止まっちゃいそうで
冴島はあなたの訴えを聞いて
ベット横の椅子に座った。

一息つくと、優しく話す。
冴島はるか
冴島はるか
起きると思うよ。
(なまえ)
あなた
ぇ…
冴島はるか
冴島はるか
多分この先も、
予定通りにいかない日、
いっぱいあると思う。
それが病気で、私たちは人間だから
ロボットじゃないから、
予定通りに全部進める訳じゃないの。
あなたは不思議そうに冴島を見る。

冴島はあなたに目を合わせたまま続ける。
冴島はるか
冴島はるか
でも、その度に一緒に立て直すから。
看護師や先生みんなで考えるから大丈夫。
(なまえ)
あなた
…看護師さんたちって、慣れてるんですか
冴島はるか
冴島はるか
何に?
(なまえ)
あなた
こういうの
あなたは真剣な眼差しで冴島に聞く。
少し考えたあと話す
冴島はるか
冴島はるか
慣れないよ
冴島はるか
冴島はるか
慣れたらダメでしょ?
少し安心した表情を見せるあなた

冴島はその顔を見て表情が緩む。
📍病室          ⏱8:30
入院してから数日。
久しぶりに熱が完全に下がった朝。

_ドアが開く
冴島はるか
冴島はるか
おはよう
(なまえ)
あなた
おはようございます
冴島は体温計を取り出し
あなたに手渡しする。
冴島はるか
冴島はるか
じゃ、熱測ろうか?
(なまえ)
あなた
はい
体温計の表示を見て笑が浮かぶあなた
(なまえ)
あなた
やっと下がった…
冴島はるか
冴島はるか
よかったね
冴島も微笑みながら返す。
__すぐに話を戻しカルテを見ながら確認する。
冴島はるか
冴島はるか
咳は?
(なまえ)
あなた
ほとんどないです
冴島はるか
冴島はるか
息苦しさは?どう?
(なまえ)
あなた
昨日よりは全然まし
カルテを入力する冴島
(なまえ)
あなた
今日…治療始まりますか?
冴島はるか
冴島はるか
先生たち次第かな〜
でも近いうちに始めれると思うよ
その声は明るく、あなたは嬉しくなる。
__その時軽いノックが響いた。
ドアが開く
白石先生
白石先生
おはよう あなたちゃん
(なまえ)
あなた
おはようございます
白石はカルテを見ながらあなたに声をかける
白石先生
白石先生
お 熱下がったね
(なまえ)
あなた
久しぶりの平熱です
白石先生
白石先生
そうだね。
胸の音聞くから深呼吸してね〜
白石先生
白石先生
うん 昨日よりも落ち着いてる
(なまえ)
あなた
じゃあ…
そこまで言いかけた時
_ドアが開く
緋山先生
緋山先生
熱は?
冴島はるか
冴島はるか
36.8です
緋山は視線をあなたに移す
緋山先生
緋山先生
咳は?
(なまえ)
あなた
減りました
緋山先生
緋山先生
だるさは?
(なまえ)
あなた
…ほぼないです
あなたは自信なさげに答えた。
緋山は黙り考える。
緋山先生
緋山先生
どう思う?
緋山は白石に聞く。
白石先生
白石先生
音も綺麗だったし始めても問題ないと思う
緋山先生
緋山先生
なら始めるか
(なまえ)
あなた
緋山先生
緋山先生
治療
(なまえ)
あなた
…ほんとに?
緋山先生
緋山先生
熱も下がったし、
昨日の血液検査の結果も許容範囲だから
----------------続く------------------
昨日のアンケート答えてくださった方!
ありがとうございます🙇‍♀️
1000~2000文字が多かったので
その程度で作成したいと思います。

他の枠に投票してくださった方も
ありがとうございます。
とても参考になりました✨


これからもよろしくお願いします😊

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