静まり返った部屋の中で、イギリスは低い声で言った。
魔理沙は悪びれせずに答える。
完全にブチ切れているイギリスを見て、周りの連中はというと───
、、、、、、収拾がつく気配はない。
深くため息をついたイギリスは魔理沙の腕を掴んだ。
連れて来られたのは先程の部屋とは別の、少し落ちついた書斎だった。
壁一面の本棚。机の上には見慣れない魔法陣。
魔理沙は興味深そうに辺りを見回す。
ぴしゃりと言い切るイギリス。
しかしその目は先程の怒りとは少し違っていた。
魔理沙が振り返る。
イギリスは少しの間、黙ってから口を開いた。
その一言で魔理沙の目の色が変わる。
即答だった。
魔理沙はニヤリと笑う。
イギリスの眉がピクリと動く。
魔理沙は肩をすくめる。
魔理沙は指先で空中に簡単な魔法陣を描いた。
ふわり、と光が弾ける。
即興で組まれた簡易的な魔法。
魔理沙は楽しそうに笑う。
イギリスはしばらく言葉を失っていた。
やがて、ポツリと呟く。
思わず声を荒らげる。
だが──
魔理沙はふっと真面目な顔になる。
その声に、イギリスはわずかに目を見開く。
魔理沙は本棚をチラリと見る。
その言葉に、イギリスは一瞬言葉を失った。
少しだけ、空気が和らぐ。
だがそのとき。
──ピリ、と
魔理沙が顔を上げた。
イギリスが眉をひそめる。
魔理沙は窓の外を見た。
その言葉に、イギリスの表情が一変する。
魔理沙は少しだけ考えてから言った。
その一言で、部屋の空気が変わった。
イギリスは窓の外を見る。
だが、その声には確信がなかった。
魔理沙はハッキリと言い切る。
沈黙が落ちる。
やがて、イギリスは小さくため息を吐いた。
その目は、先程までとは違う真剣な表情だった。
魔理沙はニヤリと笑う。
──こうして、ただの騒がしい日常だったはずの出来事は、少しずつ異変へと変わり始めているのだった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!