※花村想太が攻めになります
2人しかいないワンルーム
いつものからかうような感じではなく真剣な表情だった
それにびっくりして眉をあげる
普段は俺がリードする側なのに……なんで?
想太は確信を持って距離を詰めていき俺の頬に触れてくる
それが何となくくすぐったい
そして俺のことを真っ直ぐな瞳で見つめて囁いてきた
びくっと身体を震わせると想太は鼻で笑った
いつもの俺は余裕なはずの俺がこの緊張感で戸惑う
想太はゆっくりと唇を重ねた
触れただけで胸の奥がじんわりと熱を持った気がした
徹底的に優しい指先で、
俺の髪を撫で、
背中をさする。
ゆっくり攻めてくる想太の仕草に、俺は次第に息を呑む。
想太が攻めることは初めてなのに……
想太はからかうように甘く笑った
俺の不安そうな表情に気づいたのか優しい表情になって
俺の手を握ってくる
そんなことをいう想太がかっこよくて再度見惚れる
普段の主導権を奪われていく不安と、
でも徐々に広がっていく心地よさ
受け入れるほど、体のどこかが熱く疼く
想太は強引にはならない
そのかわり寄り添うように、
ひとつひとつ確かめながら触れる
時々、俺の様子をうかがって優しく微笑む。
しっかり支えられながら、
自分を信じて任せてくるその瞳。
室内の灯りは柔らかく、
ふたりの声がとけあう夜
普段の立場を逆転されたその時間は__
俺にとっても、知らなかった“幸せ”な感覚になった。
そうたいき2連続でしたね!!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!