青柳冬弥side
2年B組 教室
「“ただの善意”によって…
あなたの下の名前の想いは、簡単にころされる」
ルカの言葉が、頭から離れない。
あれから、彰人から話を聞いた。
『春野 竜』について。
そして…春野とあなたの名字の関係について。
彰人も、詳しいことは知らないらしいが…
あの2人は幼なじみ。
だが、今の関係はあまり良くないように見えたとか。
ルカは、「春野竜が動き出した」と言っていた。
何か…起こるのだろうか。
そう言って、暁山は教室を出ていった。
定時制の天才か…
気になるが、今は部活に集中しなければ。
DTM部 部室
部室のドアが開いた。
海斗先生と…隣にいるのは、誰だ?
先生が、こちらに向き直る。
彰人の冷たい目線と、
司先輩の疑問を持った眼差し。
レンは、周りを伺って、
神代先輩は、なにかを考えているような…
春野は、顔の近くで手を振りながら言った。
フレンドリーな様子だったが…
すぐに、春野の目は、色を変えた。
ドサッ
彰人の言葉を遮るように、何かが落ちる音がした。
嫌な予感が、頭の中をよぎる。
皮肉にも、その予感は当たってしまった。
絶望した顔のあなたの名字が、そこにいた。
床には、あなたの名字のリュックと、
何かのプリントが散らばっていた。
そう言って、あなたの名字はどこかに走って行った。
廊下を曲がり、他の生徒にぶつかりながら、
人の居ないところへ。
そのまま外に出ようとしたあなたの名字を止めたのは、
俺だった。
パァァッ!!
あなたの下の名前の持っていたスマホが、光り出した。
光に、飲み込まれていく。
光の中で、
ぼんやり見えたミクのようなホログラムに、
とても冷たく睨まれたように見えたのは…
俺の、気のせいだろうか。
こんにちは、作者です!
最近、コメントをして下さる方が増えてきて、
とても嬉しいです。
ニヤニヤしながら、全て目を通させて頂いております。
本当にニヤニヤしています。
4回くらい見返しています。()
返信は余裕のある時にはさせていただきます。
それだけのご報告です…!
これからも、この小説をよろしくお願いします!
𝐧𝐞𝐱𝐭…𓈒 𓏸





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!