叶side
あれ、やっぱりマナくんだ。
電話からバツの悪そうな声が聞こえ、問いかける。
ホント自分のキャパ理解してないの、嫌になるよね、だの、片付けるのは僕なんだからね、だの。
多少の苛立ちからマナくんに愚痴っていると、あーもういいや。と思いついつい出すぎたことを言ってしまう。
みっともなく後輩に不満を言っていると、途中でマナくんの息を呑む音が聞こえた。
あ、なんかこの言い方……嫌味っぽくなっちゃったかな。
どうやらこちらの"うちの子"というあなたを指す言葉にどこか引っかかった様で、問いかけられる。
あ、なるほど。僕とあなたが恋仲なのかも……とか思ったのかな。
そんなはずないのに、粋な勘違いするなぁ。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。