これで8人か…村民の半分がもう来てしまった。
まだ10分前だというのにだ。
どうせ遅刻者多発するだろうから煽り文言を考えてきたのに……
というより、私には大きな問題がある。
iemonさんが来てしまった。
さっきからずっとiemonさんしか目につかないし、それを自覚していてもずっとしてしまう……
ヒナルカ兄妹の言い合いを八幡さんと少し離れたところから見て微笑むところ、その度に口元を抑える動作一つ一つにドキドキしてしまう…
もっと私を見てほしいって思ってしまう…
そんな私が憎らしい……
言い方的に分かっているんだろうな…
まぁ、本人以外には隠すつもりもないけど…
…いや、Latteウパスレガンあたりは無理だな。
ガンマスさんは意外と常識持ちだけど他は駄目だ
耳打ちしてきた言葉をあまり理解できなかったが、とりあえず感謝を述べとく。
人間感謝は大事ですからね。
…この村しゃ無駄か……
ぜんさんが何やらニヤニヤしながらめめさんと話しているところを幸か不幸か俺は目撃してしまった。
幸い影の薄さで目撃したところも、少し睨んだ事もバレていないようで良かった。
こんなとき勇気あるタイプの人ならガツガツ行けたんかなと思ったけど、実際そんなのは無いため何にも無かったように振舞った。
数十分後……
とりあえず私達は注文を終わらせ、お酒やつまみを待っている途中だ。
まぁ約1名遅れて来て注文を滑り込みギリギリでした迷惑客もいるけども……
腹を空かせ、少しムッとしたウパさんに尋ねられる。
正直私だってお腹減ってるし……
私いつ来るかとか知らないし……
まぁ16人分のを頼んでいるんだし……




























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!