第36話

約束
1,412
2025/01/30 12:00 更新




赤side





とん、とん、と。

初兎ちゃんを、規則正しいリズムで寝かしつける
長いまつ毛が少し揺れたり、指がぴくって動いたり。
深い眠りではないようだ。


桃💐.°✞
......こうでもしないと、りうらは初兎ちゃんを殺さない。


桃💐.°✞
そう、分かってたからさ。



.....ないくんの言う通り。
生け贄は、殺さなきゃいけない
これは絶対的規則ルール
今まで、気にしてこなかった。
どうせ皆食べる。いなくなるって。
自分がいつ、妖怪になったかなんてわからない。
覚えていないんだ。
でも、昔からずっと。

桃💐.°✞
だから俺らも。そうしてきたじゃん...

桃💐.°✞
いむはたまたま妖怪になったよ。
桃💐.°✞
だからまろもそれに漬け込んだ。
それだけ。

桃💐.°✞
でも初兎ちゃんはどう?
桃💐.°✞
あれは妖怪?違うよね、?

ないくんがこっちに詰め寄りながら聞いてくる
本当にその通りだ。
初兎ちゃんは、妖怪じゃない。

赤💐.°ღ
......ち、ちがう...
桃💐.°✞
...今後の活動に支障が出たら...?
赤💐.°ღ
......人間は俺達に信仰を誓ってる。
赤💐.°ღ
多少は大丈夫でしょ?

1人や2人の信仰が途切れようが、どうでもいい。
赤💐.°ღ
なんで、そこまで生け贄は生かしちゃダメなの...

正直、何故そこまで徹底するのか。
理解が出来なかった。
赤💐.°ღ
りうらは初兎ちゃんが好きだよ...?
赤💐.°ღ
ないくん、掟に囚われすぎだよ...
桃💐.°✞
ッ、!

「掟に囚われすぎている」
ないくんが過剰に反応したと思った。

途端に、ないくんが横に倒れた
桃💐.°✞
はッ、

   ばちんッ、!!
桃💐.°✞
ぃ"ッ、...はぁ、?

頬を抑えながら少し顔を歪ませるないくん

りうらも驚いた。











水💐.°☂
ないちゃんのばかッ!!
水💐.°☂
ほんとに初兎ちゃんが死んだらッ、
水💐.°☂
どうしてくれんのさッッ!!!!





だって、鬼の形相のいむが、ないくんを押し倒したから。
見事な頬打ちまでくらわしてさ。

青💐.°☂
......
桃💐.°✞
ねぇ"ッ、
桃💐.°✞
まろは分かるでしょッ、
桃💐.°✞
生け贄を生かすのは規則ルール違反だってッ"!!!

少し癇癪気味に叫ぶないくんは、見ていて心が痛む

どこまで掟に囚われてきたのか、


ないくんはりうらより妖怪の歴が長いから、りうらは昔のないくんをよく知らない


一番歴が長いのは...多分、あにきだ。
ないくんとまろは、同時期だって聞いた

なら、まろとあにきが一番ないくんのことを知っているのかもしれない。

赤💐.°ღ
...りうら、細かいこと、知らない。

無言で、いむに初兎ちゃんを預ける。
いむは察したのか、屋敷の中に入っていった

赤💐.°ღ
まろ、教えて。


教えてほしい。
どうしてそこまで、掟を重視する?
なんで、初兎ちゃんを殺そうとする??
























青💐.°☂
約束だからや。

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