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第4話

Prolog
29
2025/11/23 12:04 更新
三木 桜
三木 桜
あっ、キタキタ!やっほー、湊。
佐久間 湊
佐久間 湊
…うす。
三木 桜
三木 桜
待って、湊めちゃくちゃ私服じゃん!笑
佐久間 湊
佐久間 湊
んだよ悪いか。着る服無かったんだって…
三木 桜
三木 桜
ちょっとくらいお洒落してきてよー、私が恥ずかしいじゃん。
そう俺をからかうコイツは学校よりも大人っぽい格好をしている。
いつもよりメイクもしてるし、カフェに行くには十分すぎるくらいだ
とりあえず、コーヒーを頼んだ。ブラックは飲めないから少しミルクを入れる。
桜はフラペチーノ?にチョコトッピング、ホイップ追加…すごい呪文みたいなのを頼んだ
三木 桜
三木 桜
あ、そうそう、話なんだけどさ。
三木 桜
三木 桜
うちの彼氏がね?
コイツならそう言うだろう。もう分かりきってる。いっつも彼氏の話ばっかりだ
うざったすぎて顔に出ている気がする。
コイツの話、校長の話くらい長いんだよな
佐久間 湊
佐久間 湊
またかよ…
三木 桜
三木 桜
またかよってなによー、あ、ありがとうございます!
注文したコーヒーとゴテゴテフラペチーノが来て、店員さんが机に置いてくれる。
やっぱコイツ猫かぶりすぎだろ。声色が俺と会話してるより何トーンも高くなった。電話する母さんかよ
佐久間 湊
佐久間 湊
んで、彼氏の話だろ。
三木 桜
三木 桜
ん!そうそう!
仕方ねえから俺から話を持ちかける。話を持ちかけた途端獲物を見つけたかのように食らいついてきた
どんだけ不満溜まってんだよ。別れたらいいのに
あーでも、コイツ特有の「でも好きだしー」が邪魔するのか。

めんどくせーなコイツ
ーーーーー
ーーーーー
ーーーーー▶︎
桜の話がやっと終わり、コーヒーも飲み干した。
もう日も暮れ始めて来たし、そろそろ帰ろうという話になった。
三木 桜
三木 桜
どうする?アンタ、家遠いし送ってってあげようか?
佐久間 湊
佐久間 湊
いや、大丈夫。
三木 桜
三木 桜
ん、わかった
桜は立ち上がって帰る支度をする。
俺も桜と同じように支度をして、あとは会計。
三木 桜
三木 桜
じゃ、割り勘でよさそう?
佐久間 湊
佐久間 湊
いや、いいよ。俺払う
三木 桜
三木 桜
えなになに?男前じゃーん笑
そう言って桜は俺の肩を叩いてくる。
コイツ手加減知らねえから結構痛いんだよ…

…でも、こういうとこがコイツの男子人気が高い理由なんだろうな。あざてーし
俺は無いけど。絶対
佐久間 湊
佐久間 湊
ちょやめろって…
三木 桜
三木 桜
なにー、照れてんの?
佐久間 湊
佐久間 湊
はあ?ちげーよ…
佐久間 湊
佐久間 湊
俺に好きな人いるの知ってるだろ…
三木 桜
三木 桜
!あははっ、そうだったそうだった〜笑
意地悪っぽく桜が笑う。コイツ絶対おちょくってるだろ…
そう、俺には絶賛片思い中の相手がいる。
相手は絶対俺の事好きじゃないって分かってる、だけど好きなんだ
仕草、表情、全部が
三木 桜
三木 桜
えーっと、誰だっけ?湊の好きな人笑
佐久間 湊
佐久間 湊
教えるわけねーだろ、やめろよ
佐久間 湊
佐久間 湊
早く会計するぞ。
三木 桜
三木 桜
あー!そうだった!ごちそーさまでーす!笑
佐久間 湊
佐久間 湊
…たく。
会計を済ませて俺たちはカフェを出た。
もう周りは暗くなっていた。もう冬だもんな
スマホを見ると、母さんからメールが届いていた
「アンタもう遅いし、早く帰ってくるのよ。」
三木 桜
三木 桜
…やっぱ、湊ママ心配性だね〜。
三木 桜
三木 桜
ま、それだけ湊の事が好きなんじゃない?
佐久間 湊
佐久間 湊
なっ、勝手に覗くなよ!
コイツやっぱめんどくせー…
まあ、でも良い奴なんだけどな…
三木 桜
三木 桜
あはっ、ごめんごめん!笑
三木 桜
三木 桜
湊ママからも心配来てるし、そろそろ解散しよっか
佐久間 湊
佐久間 湊
ん。
三木 桜
三木 桜
はーい、じゃ!またねー!
佐久間 湊
佐久間 湊
また。
桜は大きく手を振って、俺は小さく手を振る
目立つこととか考えたこと無さそうだなアイツ

アイツと違って俺は目立つのがそこまで好きじゃない。
アイツの度胸はどっから来てんだ?全く
そう考えながら、1歩1歩家に帰る。
ピロン、ポッケからスマホを取り出すと桜からメールが来ていた
三木 桜
今日ありがとう‼️
今日の湊、一段とかっこよかったよ〜笑
好きな人にも惚れられちゃうんじゃない⁉️🫵
うるせえよ。
三木 桜
えー冷た‼️
黙れ
佐久間 湊
佐久間 湊
(やっぱコイツうぜぇ。)

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