第5話

 💎🌹 面影
1,182
2024/06/08 06:47





















禰豆子
禰豆子
 うぅっ、‥‥(ポロポロ 




 !? 


炭治郎
炭治郎
 (禰豆子‥‥) 





  そう、禰豆子はあなたを見ると


  安心したように涙を流したのだ。




 

































御館様
御館様
 どうしたのかな 





 禰豆子さんはあなた様の方に 
 目を向けると泣き出しました。























  その子はまだ私を見ながら



  大粒の涙を流している。



  




  やっと緊張で力が抜けたのかしら、



























  でもその泣き顔は








  幼い頃のしのぶに似ていた。
  



































(なまえ)
あなた
 御館様、無礼ながら失礼致しますわ 












  私は敷地から、


  一瞬で禰豆子ちゃんの元に歩んだ 


















































(なまえ)
あなた
 あらあら ~ 
 そんなに泣かないでちょうだい? 
(なまえ)
あなた
 可愛い顔が台無しだわ ~ (ニコ 
 















  それでも禰豆子はうぅ、とうねりながら


  泣き続けた。






  私は禰豆子ちゃんに近寄って


  持っていた布で禰豆子の涙を拭き取る。












  

禰豆子
禰豆子
 うぅ、‥がぁ″っ!! 




  その瞬間、禰豆子はいきなり大声を上げ


  あなたに襲うような体制をとる。












 ッ!? 




しのぶ
しのぶ
 あなた!! 
実弥
実弥
 ッッ!! 


炭治郎
炭治郎
 禰豆子ッ!! 







  そこに居る誰もがあなたに襲いかかると思い


  実弥やしのぶはすぐさま刀を突き出す。











































  ギュッ





  だが、禰豆子は襲っていなかった。








(なまえ)
あなた
 あら、どうしたのかしら 






  
禰豆子
禰豆子
 ‥うぅ、‥あ″ぁ‥ヒック(ポロポロ 





  行き成り飛びついて来た禰豆子は



  あなたに抱きつき



  幼い少女のように泣き出したのだ。



























(なまえ)
あなた
 よっぽど怖かったのかしら 
(なまえ)
あなた
 ‥大丈夫よ ~ 怖かったわねぇ  








  と優しく背中をトントンっ、と


  叩きながら大丈夫よと安心させる声で呟く。













(なまえ)
あなた
 (この子は‥‥) 
(なまえ)
あなた
 (本当に鬼ではないように
 人間としての自我を保っている) 














































禰豆子
禰豆子
 スゥッ‥スゥ‥ 
















  その後、禰豆子は数秒たらずで



  眠ってしまった。





  





  その後は炭治郎と禰豆子は



  しのぶの屋敷で預かることにより




  私の腕の中で眠っていた禰豆子を


  優しく箱の中に入れ、隠に渡した。




































御館様
御館様
 これで証明出来たね
 皆の意見を聞かせておくれ 






  炭治郎が居なくなって



  もう一度伺った質問に、柱たちは



  やっぱり反対の者が一方的に多く



  逆に蜜璃は御館様の同意で承知していた。







御館様
御館様
 では、あなたはどう思うかな? 
























(なまえ)
あなた
 私は‥‥ 
(なまえ)
あなた
 賛成です 




しのぶ
しのぶ
 ッ‥! 







  少し苦しそうに顔を歪めたしのぶ




  御館様はたんたんとまた話した












御館様
御館様
 おや、それはまた何故かい? 








(なまえ)
あなた
 あの少女は鬼ではないくらい 
 人間としての自我を持っています 
(なまえ)
あなた
 あの子は人として感情があり 
 人として泣ける、
(なまえ)
あなた
 少なくとも私はそう思いました。 






  頭を整理しながら


  御館様に敬意を払って言葉に出す。






     










  正直しのぶは言っていないが反対だろう




  最愛の姉を鬼に殺されたのだから、





  私だって本当は鬼は憎い存在









  でも禰豆子ちゃんは、


  ちゃんとした一人の人間と私は思うまでだった。









御館様
御館様
 ありがとう
 皆の意見が聞けて良かった 









  そして、その後は最近の隊士の質や



  近いうちの決戦など、重要な事を話し



  会議が終わった。






















  私は会議が終わったあと、



  すぐに禰豆子たちが居る蝶屋敷へと向かった。














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