向井 side
るいちゃんは俺が泣いてるとすぐに駆けつけてくれる
振り覚えがみんなより遅くて
それが悔しくて別室でひとりで練習しててたら
るいちゃんは何も言わんと水を持ってきてくれる
最初はるいちゃんの素っ気ない感じが
励ますために来てくれたと思ってたのに
冷たく感じてまたそれで泣きそうになったりしてた
でもるいちゃんはわざと素っ気ないんやなくて
俺にプレッシャーをかけへんために素っ気なくしてるって聞いた
みんなに追いつきたくて
自分を追い込むように必死になってると
周りが見えんくなってくる
そんな俺を外から見てるるいちゃんは
俺が気付かん疲労に気づいてくれる
もちろん、SnowManはみんなレベルが高い
そんなみんなの足を引っ張ってるようで
どこかずっと焦ってる
全部本心
焦ってる自分と
まだゆっくり覚えたい自分
そんな俺をほっときたくないるいちゃん
今ではるいちゃんは見てすぐに覚えれるくらい振り覚えが早い
そんなるいちゃんが振り覚え遅いなんか
イメージつかへん
確かに
振り覚えが遅くて練習の時にいちばん視線が痛かったのはしょっぴーやった
でもほんのちょっとだけ
るいちゃんは翔太くんには『ツンデレ』なんて言うけど
いちばんツンデレなんはるいちゃんやで
でもこれは
本人に言うたら多分恥ずかしがってしばらく話してくれへんやろうから
直接言うんはまだまだ先やな笑












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。