第28話

悪意の侵入 最初の____
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2026/01/06 04:00 更新
そうしてその翌日、あなたの紅羽は父に呼び出されていた


_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
……何か
久瀬 恒久
お前、どういうつもりだ!?
_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
どういうつもり、ね…
_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
私は事実しか言っていないが
_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
どいつもこいつも家柄に性別に容姿、そんなものに囚われてぎゃーぎゃーと喚いてそれで名家を名乗れるなんて世も末だな
久瀬 恒久
ふざけるのもいい加減にしろよ…!
久瀬 恒久
誰のおかげでお前は……!
_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
ゴミ以下の残飯を食わされているのに育てられてる?馬鹿にしないでくれるか
久瀬 恒久
黙れっ……!
恒久の拳をあなたの紅羽は冷静にいなす


あなたの紅羽はまだこの時グールではないので爆発的な身体能力も力もなかったがそれでも直感で逃れられるほどに恒久の拳は単純だった

_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
名家の当主を名乗る割には、品がないな
久瀬 恒久
どこまで人を馬鹿にすれば……!
久瀬 恒久
…まぁいい、今頃あいつも終わっているだろうしな
_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
……終わっている……?
_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
……!
目を見開きあなたの紅羽は走り出した


_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
(クソ、迂闊だった…!私の部屋は別邸なのに本邸に部屋がある尚久とすれ違った時点でおかしいと思うべきだったんだ………!)
本邸を通って別邸に行こうとした時、やけに焦げ臭い匂いがして咄嗟にあなたの紅羽はその方へ走って行った


_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
尚久…貴様……!
尚久があなたの紅羽の大事にしていた専門書や語学書、彼女が知識を書き込んできたノートを一冊一冊暖炉に放り込み処分していたのだ


_久瀬@くぜ_ _尚久@なおひさ_
久瀬くぜ 尚久なおひさ
おや、あなたの紅羽。こんな難解な本を読んで……自分を高めているつもりかい? 健気だね
_久瀬@くぜ_ _尚久@なおひさ_
久瀬くぜ 尚久なおひさ
でも、どれだけ知識を詰め込んでも、お前のような『異形』を欲しがる家なんてどこにもない。そんな紙屑、お前の人生には何の役にも立たないのに
そうして尚久は最後の一冊を放り込んだ


パチパチと燃えていく音が、静かにあなたの紅羽の脳に響く

_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
…………
_久瀬@くぜ_ _尚久@なおひさ_
久瀬くぜ 尚久なおひさ
こんなものがあるから、君は自分が『まともな人間』になれるなんていう、不相応な夢を見てしまうんだ
_久瀬@くぜ_ _尚久@なおひさ_
久瀬くぜ 尚久なおひさ
君はただ、僕が選んだ相手に従って、久瀬の血を繋ぐ道具として死ねばいいんだよ
_久瀬@くぜ_ _尚久@なおひさ_
久瀬くぜ 尚久なおひさ
さあ、そんな汚い本は捨てて、僕の決めた『結婚相手』の顔写真でも見たらどうだい?
本性ではない、あの外面の良い笑みのまま語る尚久にこれが悪だとは思っていない、そう理解した


そしてあなたの紅羽の中で何かが無惨に焼き払われたあなたの紅羽のち式の照明たちと共に焼き切れた



あなたの紅羽にとって、そのノートや専門書はすべて、「彼女自身」そのものだた

_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
(私の努力を、私の翼を、紙屑だと? お前のような、家柄にぶら下がっているだけの空っぽな男が……私の魂に触れるな!!)
…そして、その瞬間は訪れる



あなたの紅羽は静かに無機質な表情のまま、右手を左胸に当てた



それはまるで執事の行うお辞儀で、嵐の前の静けさのようなあまりに優雅で、あまりに恐ろしい所作だった


_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
…最後に一つだけ、お願いしてもよろしいでしょうか
_久瀬@くぜ_ _尚久@なおひさ_
久瀬くぜ 尚久なおひさ
おや、やっと殊勝な態度に……
_久瀬@くぜ_ (なまえ:紅羽)
久瀬くぜ あなたの紅羽
その汚い口と手、永遠に使えなくしてやるよ
言い終わる間もなくあなたの紅羽は尚久の顔面に拳を叩き込んだ


そして壁まで盛大に吹っ飛んだ

_久瀬@くぜ_ _尚久@なおひさ_
久瀬くぜ 尚久なおひさ
ぐっ…!?お前……!ふざけるな……!
_久瀬@くぜ_ _尚久@なおひさ_
久瀬くぜ 尚久なおひさ
おい!誰か来い!今すぐこの女を地下に連れて行け!
尚久の叫びを聞き屈強なSPたちが即座にあなたの紅羽を取り押さえた

複数の男に取り押さえられ、さすがにあなたの紅羽もどうしようもなかった



そうしてあなたの紅羽は地下室へと連れて行かれた
作者
作者
❤️×25と💬×4(スタンプノーカン)でネクスト
作者
作者
もうそろそろ過去編も終わりかなと考えてる
作者
作者
あんまダラダラやるとあれなので二、三話で終わらせます

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