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第1話

# 魔性の女A
227
2024/04/30 15:18


みんな私のものになる。


そこの道を歩いている男の子だって、
魔法の使えないあの子だって。


みーんなみんな私のものだった。


マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
ねぇねぇあなた


マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
今日は何する?


(なまえ)
あなた
んー…そうだなぁ笑


マッシュ・バーンデッドだってそのうちの一人だった。


私のことを好きかどうかは分からないけど、私にとても良くしてくれていた。


(なまえ)
あなた
中庭でも行こっか


まだ編入してばっかでどういう子がいるのか全然わかんないけどとりあえず中庭に行って男の子でも見に行こうと思った。


ランス・クラウン
ランス・クラウン


中庭に行ってみるとひとりで本を読んでいる青年がいた。


えーと…名前は


そうだ思い出した


"ランス・クラウン"


重力魔法のクラウン家の長男だ。


(なまえ)
あなた
(やっぱりイケメンだなぁ…)


マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
あなた?


マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
どこ見てるの?


(なまえ)
あなた
あそこのベンチに座ってる男の子。


(なまえ)
あなた
一人だし話しかけに行こうかなぁ


マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
…行ってらっしゃい


マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
僕邪魔みたいだし帰るね


心做しか寂しそうにマッシュくんはどこかへ行ってしまった。


(なまえ)
あなた
ねぇねぇお隣、いいですか?


そんな事をいちいち気にしていたらまともに生きていけないのでとりあえず気にせず男の子に話しかけることにした。


上目遣いで彼を見つめる


ベンチに腰かけ近距離の私を見て私のことを好きにならない男なんて居なかった。


それなのに


ランス・クラウン
ランス・クラウン
あぁ好きにしろ


は?


なんで?


頬を赤らめてよ


もっと恥ずかしそうに情けない顔を私に見せてよ。


(なまえ)
あなた
(おもしろい人)


それから私は本を持っていなかったのでランスくんに話しかけていたけど依然としてランスくんは冷たい態度だった。


(なまえ)
あなた
ねぇねぇランスくん


ランス・クラウン
ランス・クラウン
…なんだ


本を読むためにかけていたであろうメガネをくいっと上にあげていた


(なまえ)
あなた
これからよろしくね♡
魔性の女Aの曲パロです!(

パロっていうか題名をお借りしただけ(

全然歌詞通りなんないです

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