_____ ひどい!!
甲高い声が 辺り一面に響き渡る。
腕につけた傷を見せびらかしながら泣く
この女の名は 花園リリカ。
先程持たされた包丁と睨めっこしながら
一体何が起こったのか考える。
勿論私は包丁でこの女リリカ の事を
刺してなんかいないのだけれど。
そう言い 私はそっとリリカの腕に触れる。
すると 煌めく光が傷口を包み込み
あっという間に皮膚は元通りの姿になった。
そう言い 頭を掻きむしり .... キレた。キレてるね
そんな事を考えていると
ドタドタと幾つかの足音が重なって聞こえた。
そう言い リリカの元へ駆けつけて
まるで 宝物を見るような目で見つめた。
その時 やっと気がついた。
私は嵌められた、ということに。
_____ そして
ごもっともである。私は戦えない。
何故って?治療師だから!
そりゃ戦えなくて当然だと思うよ
だって 戦える治療師とか居たらチートでしょ。
" なら決定 " って何!?
リリカ 大分滅茶苦茶なこと言ってるけど
分かってんのかな ...... という本音はしまって。
どうやらこいつらには 話が通じないっぽい
それだけ言い残し 私はその場を後にした。
よくよく考えたら私 これからどうすればいい?
ソロヒーロー ...... は戦えないから多分無理
その前に家どうしよう ...... !!!
そんな事を考えながら 街を歩いていると
私がそう言うと
何故か星導の表情は明るくなって ____、
_____ 元嫌われヒーロー拾われた件
・・・・・・












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。