あてんしょん!!!
・エミリアが王様になってます。
(他王選メンツも、エミリアの『全員王様になったらいいじゃない!』の一言で
日本の内閣みたいにそれぞれの分野で王となっている。
エミリアは国を公平にする、アナスタシアなら経済面、クルシュなら内政・外政面のように)
・暴食・色欲の被害者は全員復活(レム、クルシュ、ユリウス等々)
・オットーとか非戦闘員は大人しく監視塔で待ってます。(スバルの導き出した最適解がこれ(二人はスバル心配ズ))
・ラインハルトはラインハルト法で国に出られないため来れません。
てかどっちにしろ魔法使えなくなるので来ません。
(ラインハルトが居なくなると国が危ないし、魔法使えなくなるし…
『最も新しい英雄』さえいれば解決するだろうとか自分可愛さに物を言う賢人会の方々)
・なんかいろいろ強いです。(ユリウスの技とか)
・色々捏造してます。(サテラの倒し方とか)
・セリフ間違ってても気にしないでください((え
・冒頭がクッソ長いです。9,000文字目くらいでやっと書きたいところです。
書くの下手くそですね。
原作読了後に読むことを推奨します!!
時は、『嫉妬の魔女大征伐』。
今、様々な者たちが準備を進めているところである。
そしてこの男、ナツキ・スバルは。
たった今、『死に戻って』来た。
仲間の死という運命に抗うために。
それは今、5回という試行回数になっている。
スバルの気持ちは、重い。
もう、誰が殺されるのか。死因は。場所は。
全部全部わかっている。
そして、一番最初に殺されてしまうのが…
きっと、次こそは_________
死んだ。
スバルの意識は、さっきと同じところで回帰した。
またみんなと同じ会話をして、同じ動きをする。
決して心配をかけちゃだめだ。俺は道化師だ。ただひたすらに繕え。
死んだ。
次も死んだ。
その次も死んだ。
18回目。
それが、ここに至るまでの回数。
仲間は救えない。救えなかった。
______救わなかった?
俺はただ…!
『俺は』?
ただの言い訳ではないのか。
突然肩をつかまれ、名前を呼ばれる。
目の前には、美丈夫___まさに、今考えの渦中にあったユリウスがいた。
急に強く言われて虚を突かれたのか、ユリウスの掴む力が弱まる。
その一瞬の隙に腕を引き、駆け出す。
今までの周回になかったエミリアとの邂逅。
どうして変わったのかは分からない。
だけど、エミリアの緊張して、それでいてやる気に満ち溢れている顔を見たスバルは、
何度死んでもこいつらを守ってやる、ともう一度覚悟を決める。
『救ってみせる』。
18回目の顔合わせ。
さっきまでは見るだけで震えそうになっていたのに、
今ではそんな恐怖はどこへ行ったのかスバルの心の中は闘志で満ちていた。
無論、こんなものでは傷1つつかないのはもう知っている。
少しでも意識をそらしてもらうためだ。
体の中から大事なナニかが抜けていく感覚。
だが、ここでへたれていては先に進まない。
歯を食いしばって耐える。
…実を言うと、魔法を使ったこと以外にも原因があるのだが。
流石に大魔法+コル・レオニスはきつい…
大体はラム…アイツさえどうにかなれば…っ!
『嫉妬の魔女』…『サテラ』が口を開き、スバルの名前を発したことに一同は騒然とし、警戒を強める。
スバルだけが、不敵に笑っていた。
3度も連続で最大出力を出すレム。
体への負荷が甚大なもののはずが、疲れ1つ見せない。
それもそのはず、『鬼化』しているからだ。
持ち前の腕力で『モーニングスター』を振り回し、氷で『嫉妬の魔女』に攻撃をする。
実際は『死に戻り』で得た情報なので話せないのだが。
ラムと話していると、最初にユリウスが殺された場面になった。
すかさず声をかけると、ユリウスは後ろから寄る禍々しい雰囲気を察知し、避けて、攻撃を____
____『最優』の騎士が、6色の眩い光をまとってサテラへと攻撃を仕掛ける。
エミリアが氷の檻を作り、氷雪結界の中を氷の武器で集中攻撃。
パックが出した氷の結晶が、サテラの体へと降り注ぐ。
かなり大規模な魔法の行使。
空気中のマナがパックやエミリアへ向かい、その周りで渦巻く。
何とも気の抜ける掛け声だが、戦火は火を見るよりも明らかだ。
しかし、そんな攻撃でもサテラは傷1つつかない。
まさに危機一髪。
エミリアは、攻撃を受けるギリギリの所で避けた。
すらすらと音読するように詠唱するロズワール。
天から炎が降り注ぎ、氷の杭が発射され、土は暴れ狂い、風の刃が切り刻まんとサテラを蹂躙する。
加えて、白の熱線と紫の結晶が追い打ちと言わんばかりに飛んでいく。
ロズワールは空中戦をしてもらっているため、非常にマナの減りが早い。
おまけに、大魔法も行使しているため現状は良くてもあとあと押されていくだろう。
必死に頭を回し、打開策を考える。
皆に向かっている照準を、どうにかして絞れれば…!
何も聞かずに従ってくれるのはこちらとしてとてもありがたい。
そして、スバルは『禁忌』を口に____
一瞬が無限に引き延ばされ、時間が停滞し、空間は暗闇に包まれる。
例のあの手が伸ばされて、スバルの心臓を掴む。
予想通り、魔女の見えざる手がこちらに伸びてくる。
自身にかかる重力を低減させる『ムラク』を使い、魔女の見えざる手を避け続ける。
そうして考えることに集中しすぎていたスバルは、背後から忍び寄る黒い影に気付かなかった。
エミリアは、咄嗟に氷を出し、それを使って魔手を蒸散させ時間を稼ごうとするも、一歩届かず。
先にスバルが呑み込まれる方が早かった。
ここ、は……
あぁ、俺…サテラに呑み込まれたんだっけか…
どっちだか知らねぇが、こんなところからはさっさとおさらばしますかね…!
気付けば周囲は暗闇ではなく白へと変わっていた。
事実なので否定できない。しかし、本人の前で言うのもどうなのだろうか。
まるでスバルに思い出させるように言葉を繋ぐサテラ。
『救ってみせる』
サテラとは、世の中の災厄で、忌避されるもの。
だから、『英雄』はサテラを倒さなければいけない。
でも、どうだ。今、スバルは揺れている。
____目の前にいるサテラは悪事を何もしてなくて、俺に『死に戻り』を与えてくれた…
______倒すべきは、『嫉妬の魔女』ではないのか。
_________。
そうやって悶々と考えて自己嫌悪。
どんどん自分のことが救えなくなっていって仕方がない。
その時、サテラが動いた。
ごめん。
そう言って、『怠惰』の権能、インビジブル・プロヴィデンスを発動。
大事なナニかが削れていく感覚がある中、最後の気力を振り絞って、サテラの心臓を掴む。
きっと、それが最後の言葉。
そう言った途端、サテラは靄となり、消滅した。きっと外でも同じことが起こっているんだろうか。
忌々し気に歯を噛みしめるスバルは、目下の課題である『嫉妬の魔女』について考える。
スバルは、サテラ=嫉妬の魔女
だということを思い出す。
人格は違えど、体は共有されているのでは?
嫉妬の魔女は、死んでいる。
そこまで思考が追いついたとき、急に『見えざる手』の反動が来た。
膝から崩れ落ちる。
同時に、嫉妬の魔女の体も崩壊を始める。
世界が回って、黒と白が混ざって、それから_____
スバルの意識は暗転した。
エミリアside
スバルが嫉妬の魔女に呑み込まれてしばらくした後。
突然、嫉妬の魔女が淡く光ったと思ったら、光の粒子になって消えそうになっていた。
みんな一生懸命戦ってたから、急に光り出してびっくらこいちゃった。
そう。スバルの姿が見えない。
何事かと思ったら、嫉妬の魔女が暴れ出していた。
もう倒したと思ってたけど…まだだったの…!?
どうやら違うみたいで、最後の最後で反抗しようとしていたみたい。
全く、お騒がせなんだから…
そうやって安堵していると、スバルの『ぱあとなあ』の特徴的な高い声が聞こえた。
スバルが見つかったようだ。
そうしていると、今度はユリウスが動く。
6属性の精霊の内、風属性を示す緑色に輝くアロが、呼びかけに応じて一際輝きを増す。
そして、風を操り、それに乗ってスバルの元へと近づく。
嫉妬の魔女が暴れているところをくまなく探す。
すると、透けている嫉妬の魔女の体の中に、薄ぼんやりと人影を見つけた。
ここから助け出すために、6属性の精霊たちの力を借りる。
ユリウスの周りに6色の光が現れ、目配せした後、詠唱。
全てを斬り裂かんとする、虹色の極光を_____
攻撃を受けた部分が大きく抉れ、倒れているスバルを発見した。
全体的に怪我がひどいが、命に別状はないだろう。
しかし、出血が酷く、顔色も悪いため、無事とは言い難い。
ここはどこだ。
…夢?それにしてもおかしすぎるだろ。何にもねぇ…まるで、
いきなり背後から声がして、振り返るとそこには…
何を言ってるのか、わからない。
脳が、理解することを必死に拒んでいるようだ。
でも、ひとつだけ。
『俺を、救い続けてくれて。』
すると、辺りは白い光で埋め尽くされた。
これで、もうサテラには会えないと直感する。
慈母のような優しい微笑みのまま涙を流し、そのまま宙へと溶けていく。
スバルの意識も段々と薄れていって____
いつもは目覚めがいいはずなのに、今日は若干気だるい。
悪夢でも視てしまっただろうか。
そんなことを考えていると、視界を埋め尽くすほどの人数がいた。
起きた瞬間、三つの人影が飛びついてきた。
まさかなと思いつつ顔を上げると…
皆が居た。
この困った状態に、エミリアへと助けを求める。
何だか夢でも同じようなことを言われたような気がする。
思い出そうとしても、靄がかかったように上手く思い出せない。
頭を抱えていると、突然、頬を生暖かいものが濡らす。
何だ、これは…
泣くようなところでもないはずなのに、涙が止まらない。
むしろ、自覚してしまったから余計だ。
きっと、この記憶に靄のかかっている部分がこうなってしまった原因なのだろう。
全く、困ったものだ。
…あ、やべ。夢の事考えるともっと泣きそう。
相変わらずすごいものだ。言葉だけでここまでスバルを奮い立たせることができるなんて。
長くなるのでご飯シーンは省きます…
(ご飯はレムが作ったご馳走)
(番外編で書くかも…?いらないと思うけど)
というかここからが書きたかったとこです。ここまでに長すぎね?
語尾に向かって言葉が細かく途切れ、ベアトリスの瞳が揺れる。
何事か、と聞こうとしたとき、ちょうどオットーが口を開いた。
言ってることの意味が分からず、恐る恐る下半身へと目線を向ける。
すると、足が『透けていた。』この場合、文字通りに。
例えるならば、精霊が消える瞬間を超スーパースローモーションにしたような感じだろうか。
透けているところからは光の粒が空へととけていた。
一生懸命治癒魔法をかけるベアトリス。
そして、今の騒ぎを聞きつけてきた他メンバーもスバルを見て、悲痛に顔を歪ませる。
ラムでさえ暗い顔をしていたくらいだ。
そういって、エミリアがスバルの方を向く。
皆も不安の眼差しでエミリアに続く。
ロズワールは何かを察した様子で、意味ありげな目線を送ってくる。
こういう時は頼りになるのだ。
消え入りそうなほど小さな声で無理解を示すベアトリス。
自分の大事なパートナーにこんな顔はさせたくなかったな、と自省する。
もうすでに、スバルの『消滅』は足から腰のあたりまでを蝕んでいる。
スバルの体は、もう顔の所まで消えかかっていた。
もう、限界だったのだ。
今更弱音を吐く自分に嫌気が差す。
涙を必死に堪えて、成る丈笑顔を努めて言葉を紡ぐ。
きっと泣き笑いになってるか、涙が溢れてしまったか…。
でも、これでいいのだ。
これが、この場の最善だから。
…これで、最初で最後だから。
自分の愛した奇麗な鈴の声色をした銀髪のハーフエルフも。
自分のことを傍でずっと支えてくれていたパートナーも。
自分に献身的にしてくれていた、優しくて厳しい水色の妹メイドも。
自分に厳しくしてきて、それでいて一番優しいピンク色の姉様メイドも。
自分の大事な『ユージン』で、縁の下の力持ちな緑色の内政官も。
自分を大将として慕っていてくれていた黄色い弟分も。
自分によく話しかけてくれるオレンジ色の見習いメイドも。
自分の先輩にあたる背の高い黄色の髪のメイドも。
自分を魔獣の酷い目に合わせたかつての敵の魔獣使いも。
自分の尊敬している格好よくて凄く妻を愛している剣鬼も。
自分を何度も殺そうとしてきた筆頭宮廷魔導士兼辺境伯も。
自分の嫌いな、だけど尊敬している気障ったらしい藤色の騎士も。
自分を助けてくれる、燃える赤髪の青空の瞳をした世界最強も。
自分をよくからかってくる王国随一の治癒術師である猫耳騎士も。
自分の愛する子の父親を自称する灰色の猫精霊も。
そして…ここまで自分を育ててくれた両親も…。
今まで様々な人に会って、様々な人と、皆と過ごす、遊ぶ、笑う、泣く…いろんな事があった日々も、
いろんな事がある日々も…
全てが、最後。
あぁ……段々、意識、が…薄れて、いって…
瞬間。この世界から、『ナツキ・スバル』が消滅した。
瞬間。この世界から、『ナツキ・スバル』が消滅した。
最も早く反応したのはベアトリスである。
もう、
『私の騎士様』も、
『生涯のパートナー』も、
『自分の英雄』も、
『馬鹿な弟分』も、
『憧れの大将』も、
『大切なユージン』も…
この世に、いない。
スバルが返事をしてくれない。
その事実だけが、心を引き裂いていく。
こういう時。
どれほどスバルに救われていたか、ようやく痛感した。…でも、遅すぎた。
こんな時でも、優しいスバルなら、きっと赦してくれる。
きっと、スバルなら…。
でも…
彼らがどれだけ悲しいか、きっとユリウスには想像出来やしないだろう。
出来たとしても、そんな薄っぺらいものではないのも分かっている。
…たった一つだけ、分かるのならば…。
こんな事。スバルなら乗り越えられると思っていた。
…でも、無理だった。
勿論、決してスバルに対して失望してなどいない。
全ては、スバルがこうなった元凶の『嫉妬の魔女』が悪かったのだ。
ガーフィールだって、モノの善悪くらいつく。
だからこそ…
レムの『英雄』が、消えた。
最初は、幻ではないかとどれ程願ったことか。
自分の目に映る全てを、否定した。
だって、これは、余りにも_____
忌々しき『嫉妬の魔女』は倒された。
でも、どうだ。
代わりに、『英雄』が消滅した。
『英雄』は、皆を残して逝くのか。
『英雄』、は…
『英雄』のすることは…?
皆がひとしきり悔やみ、泣き、後悔した後…
無論、『悔やむ』と言っても、悔やんでも悔やみきれないままだが。
そんな中、立ち上がった影が、一つ。
エミリアだった。
女神のような眼差しを向け、レムに返事をするエミリア。
そんなエミリアに、感極まって思わず涙ぐんだレム。
そういって、花開くように微笑んだ。
スバルが消えてしまってからは、それはそれは大変だった。
なんせ、ルグニカという国の看板と言っても過言ではない、『最も新しい英雄』が突然消えたのだから。
エミリア達はこの後どうしたのか。
それは、また今度。
閑話休題。
スバルが消えた後、果たして『大瀑布』の向こう側へ行けたのかは、スバルしかわからない。
エミリア達は、ただただ、スバルにはずっと幸せに暮らしてほしいと、そう願っている。
結局、最後までスバルは仲間と一緒にいれなかった。
これから待ち受ける『イセカイセイカツ』も碌に満喫できなかった。
唯一、そんなスバルが救われたのは。
『死に戻り』から逃れられたことだろうか。
しかし。
本当に、スバルは『死に戻り』という死の螺旋から外れ、救われたのか?
きっとスバルでさえも分からないだろう。
これは、ゼロから始めた青年が、『英雄幻想』を背負い、世界の『英雄』となって、最後まで運命に抗った物語。
______ただ、それだけの物語。
『イクエモアラガウ イセカイセイカツ』
𝕗𝕀𝕟.











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!