初の戦闘からも、何度か猪種の魔物と戦闘をしてみたが
村で学んだ基本的な技術で倒すことが出来た
これ以上強くなるには、やっぱりレベルを上げないとな...
あ、そういえば説明してなかったが
この世界には「レベル」というシステムがある。
魔物を倒したり、農業をしたりとか結構いろいろなことで経験値を集められて
その経験値によって、新たなスキルや基礎能力を向上させることが出来るのだ
そんで、魔物を倒すのをこれまで以上に意識し
気づけば、レベルは13
そして、目の前にはグレイスド王国が姿を現していた
今までに、見たことのない規模の王国だな
小さいときには、親の仕事についていって小さな国にはいったことはあったが、
桁違いだな...
人探し...
まぁ、国には普通壁で覆われ
入口には関所のようなものがあり、入国者の素性とかを調べられたりする
今も、関所には多くの人が集まり、今か今かと自分の番を待っている
これで分かる通り、とにかく人が多い
この人だかりの中で、小さいときに見ただけの一人を見つけることが出来るのか...
しかも、名前も知らないし
俺はどれだけの年月をかけてでも、もう一度会いに行くって決めてるんだ
最初で見つからずに挫けてたらやってらんないよな
それから、軽く3時間
やっと、関所を突破し入国が許可された
幸い、皮とか魔物から取れるものだけはいっぱいあるからな
でも、俺はなんか作ったりはできないからな...
もう、理解が追いつかない
でも、当面は猪種を倒していけば
生活はしていけそうだな
隙を見て、人探しをしていくか
そのころ...
そう、声を水晶にかけ
すぐ、水晶には人影が写る
さらに、水晶が一瞬で映す場所を変え
別の人影を映す
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!