第3話

1話
28
2023/11/13 12:00
目覚めると、青白い光が上にあった。
kne
起きましたか?
そう、20代位の執事らしき人が問いかける。
あなた
はい
kne
記憶はありますか?
あなた
私は、あなたの名前(英名でお願いします!)・ルーデンスで、
あなた
ルーデンス家の娘で、16歳で、
あなた
自殺しようとして、
あなた
…ごめんなさい、そこまでしか覚えていません
kne
貴女は1930から、今の2050年までの120年間、
kne
16歳の姿を保ったまま、冷凍保存されていました。
あなた
そうなのね
あなた
貴方、名前は?
kne
私は叶と申します。
叶の話によると、今はスマホだとかいうものがあるらしい。
いつの間にか世界はこんなに面白く無くなっていた。
kne
ご飯でもお食べになりますか?
あなた
食べましょうかね
そう言って出されたのはアフタヌーンティー。
私の嫌いなくるみが入ったマフィンがある。
好きな物だけ食べて、嫌いな物は残してしまおう。
kne
お嬢様、体調が悪いのですか?
あなた
いや、単に嫌いなだけ
あなた
叶、残り食べてくれない?
kne
えっ…はい、分かりました
kne視点
食べろと言われても、ハードルが高い。
まだ初対面の、ましてや使える人の食べかけだなんて。
けれども、お嬢様がいいと言っているのならば…
僕はそう覚悟を決め、マフィンを口に入れた。
微かに甘みのある味と、くるみの硬い食感がした。
庶民以下の奴隷である僕からしたら、とても豪華な物である。
そして、最後のくるみを噛み砕いて飲み込む。
kne
お粗末様でした
そう言い、僕はお嬢様に駆け寄った。
まさか、これが恋の始まりだなんて、当初の僕_いや、僕とお嬢様は、分かるはずがなかった。
変なところで切ってごめんなさい
moreきゅん奴隷の要素なくなってもなんとか恋愛は成熟させたいです

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