キーンコーンカーンコーン
放送室から鳴り響くチャイムの音で蓮は目を覚ました
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蓮はパソコンの画面をスクロールしながらOSGの事を調べていると、ひとつの文章に目がいった
「OSGを使うやつらに報告しよう。いつかOSGは俺たちの手によって支配されるだろう。覚悟しておけ、三川洋介。俺が必ずお前の正体を暴いてやる」
プルルルルルルップルルルルルルッ
蓮は心臓の音を落ち着かせながらスマホを手に取った
ピッ…
蓮はため息をつくとスマホを机に置いてベッドへ横たわった
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冷や汗を手で拭ったあと、蓮は時計を見てぎょっとした
蓮は早口でそう言うと、猛スピードで校舎を出ていった
蓮は店員とレストランの中へ入った
三川は蓮の姿に気がつくと、大きく手を振ってきた
店員と目が合い、早足で三川の所へ行った
蓮はメニュー表を見ると、どれも1つ1000円を余裕で超えている食べ物ばかりだった。蓮は三川の嬉しそうな顔を見ると、咳払いをしてから店員を呼んだ
蓮は深く深呼吸をした
三川は蓮の服を掴んで離さなかった。呆れた蓮はため息をついて席へ戻った
蓮はケーキを美味しそうに食べながらそう言った
蓮は小さく頭を下げるとレストランを後にした
三川はコーヒーを飲みながら蓮の走る姿を窓から眺めていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!