第10話

episode8
127
2026/02/17 08:00 更新
門宮一茶
…ただいま
親戚
おかえり…
親戚
…一応、夕飯出来てるから適当に食べといて
門宮一茶
…うん、ありがとう
親戚
学校の方は大丈夫そう?
門宮一茶
まあ、いい感じにやれてるから安心して
親戚
わかった。それじゃあ寝るから
門宮一茶
…うん
パタン、と扉が閉められる音がする。
去っていってしまったその背中に、心のなかでそっと呼びかける。
門宮一茶
(俺は、ここを出ていく、だから…)
門宮一茶
(…もう、俺のことは…気にしなくていいから)
































荷物をまとめる。引っ越す際に必要のないものはほぼ処分してしまったせいだろうか、旅に必要であろうものをバッグに詰め終えると、殆どのものが残らなかった。

寂しくなってしまった部屋に、別れを告げる。
門宮一茶
…少しの間だったけど、さようなら
門宮一茶
それじゃあ…行くか…
満月が浮かぶ夜空の下に、あまり大きな音を立てないようにそっと出る。

玄関ドアを閉めて、鍵をかけて…ふと、疑問に思う。
門宮一茶
(明日、俺がいなくなったのがわかったら…)
門宮一茶
(…心配、してくれるのかな)

































門宮一茶
…何バカなこと考えてんだ…そんなわけ、ない…
門宮一茶
仮に合ったとしても…
門宮一茶
もう、俺には関係ない
































門宮一茶
お待たせしました、黒森さん
黒森愛々菜
あ、門宮さん…少し遅かったですね
門宮一茶
ちょっと手間取りまして、何しろ急に準備始めたものだから
黒森愛々菜
あー…じゃあしょうがないですね。私はもう結構前から準備始めてましたから
門宮一茶
なるほど…
黒森愛々菜
…それじゃあ始めるとしましょうか、私達の逃避行を
門宮一茶
…そう、ですね
黒森愛々菜
…少し提案なんですけど、呼び方、変えません?
門宮一茶
?呼び方?急にどうして…
黒森愛々菜
これから私達は記録上行方不明になる…正体がバレないようにも呼び方は変えたほうがいいのでは?
黒森愛々菜
それに…苗字呼びだとちょっと堅苦しいじゃないですか
黒森愛々菜
これからこの一生に一度の大きな旅を供にする仲ですよ?ちょっとは変えてみましょうよ
門宮一茶
…まあ、一理ありますね
門宮一茶
…じゃあ、mmさん、でいいですか?
黒森愛々菜
あー愛々菜から取ってですか?…ふふ、気に入りました
黒森愛々菜
じゃあ私はiemnさんって呼びますね
門宮一茶
どっから来たんですかそれ
黒森愛々菜
なんとなくですよ
黒森愛々菜
…それじゃあ行きましょうか、iemnさん
門宮一茶
ええ…mmさん
交換宣伝〜
地の文の圧倒的良さの暴力で来るタイプの小説!!
マジ上手すぎて滅☆っていう感じですよ〜(あまりにもわかりにくい)
独特な雰囲気が癖になる小説です!!

他にも交換宣伝募集していますのでぜひ!!いいねやお気に入りもお待ちしています!!
それではまた次回、おさらば〜

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