第2話

645
2026/01/16 23:16 更新





father
この8人がこれからお前の護衛につく
あなた
あなた
いや、ぇ……えぇ??
あなた
いきなり何を言ってるの……





   お父様の衝撃的な発言に思わず
   眉間にしわを寄せる。
   私は護衛を雇いたいだなんて一言も
   言ってないし一言も相談なかった。
   本当にこの人は報連相がなってない。

   大きくため息をつくと横に並んでいる
   8人の護衛とやらに視線を向ける。
   すごいニコニコしている。
   個性豊かそうで何よりです……。


あなた
本当に言ってるの……?
father
あぁ、本当だ
あなた
どうして相談をしてくれなかったのよ
father
ぅ……ダメか?嫌か?
あなた
いやだって、えぇ?はちっ、8人??
あなた
8人って、そんな……
あなた
悪い人たちから狙われてるわけでもないのに……
father
だが念には念をって言うじゃないか



   この親バカ、どうしてやろうか。
   護衛を雇うのは百歩譲っていいとして、
   8人も普通は雇う?
   私の意見も聞いた上で考えて欲しかった。
   お父様ってこーいうとこありすぎて
   頭が痛くなる。


father
でも、雇っちゃったから……
あなた
……
akg
どーも〜
hbc
おいウェン手ぇ振るな、失礼やで
あなた
はぁ〜…



   せっかく雇ったのにもう解雇にする
   のは心苦しいものがある。
   それに私も流石にそこまで鬼ではない。
   仕方ないから彼らを歓迎することにしよう。


father
俺はお前が心配で……
あなた
あーはいはい分かりました
あなた
護衛を雇ってくれてありがと、お父様
father
ふふっ、いや別にそんなねぇ、大したことはしてないよ
あなた
……(ピキッ



   反省してないな。
   娘にありがとうって言われて喜んでる。
   この大バカ親が。
   いけないいけない、怒りを抑えろ。


father
それじゃあ君たち、娘を頼んだぞ
inm
はい!お任せ下さい!
hbc
俺たちがお嬢様を必ず護ってみせます!
あなた
……じゃあお父様、失礼するわね
father
あぁ



   部屋から出ようと扉に手を伸ばすと
   横から手が伸びてきた。
   慌てて手を引っこめ視線を横に向けると
   紫の髪色に水色のメッシュが入った
   長髪イケメンが立っていた。

   その人は優しく微笑むと「どうぞ」と
   言って扉を開けてくれた。


あなた
ぁり、ありがとうございます……
hsrb
ふふっ、いえいえ



   よく見れば8人とも顔が良い。
   こんな調子がずっと続けば私の心臓は
   いつか爆発してしまうだろう。
   あまり目を合わせないようにしなくては。

   少し早足で廊下を歩くと後ろから
   足音が聞こえてくる。
   着いてきてる、ちょっと大人数すぎて
   怖いから後ろを振り向けない。


hsrb
あぁ〜、待ってお嬢様〜
hbc
もうちょいゆっくり歩きましょーや
あなた
……はぁ



プリ小説オーディオドラマ