なんでこんなに好きを伝えてるのに気づいてくれないの…？！

脈ナシではない！絶対に！

脈ナシだったとしても力ずくで振り向かせてやる。

…力ずくは無理か、首折れちゃうし

教室の自分の席に座る。

あ、ロウくんあくびしてる。

あくびしててもイケメンとか罪すぎる。私が逮捕してやりたい。

隣の席の伊波ライだ。

毎日愛を伝えてるのに…

まぁ塩なところとか鈍感なところも好きなんですけどね。

正直ニヤニヤしてる事の自覚は無い。まぁ無意識ってことはロウくんには人をニヤつかせるパワーがあるってコトでしょ。

さぁどうする伊波ライ…

うわ、るべちに引かれてる…

てかいつの間に来たんだ。

辞めてそれ以上言わないで…

ライがぽかっと3人の頭を叩く。

うわこれ絶対呆れられてるじゃん！！

ライ酷い。

2人は席が近いんだっけ。私とライも近いけど。

ロウくんの方を見ると、彼は寝ていた。

引かれた…私何回引かれてるの…？

今日はロウくんおねむだから寝顔見ながら頑張ろー。んでロウくんにノート見せるっと…。完璧じゃん、これで好きになってくれるはず。
やばい、テンションあがってきちゃ！！