第12話

2話【留守番と花畑】
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2026/08/23 00:35 更新







【中国Side】






アメリカの大声に飛び起きてみれば、そこは美しい草原の真ん中。

何が起きているのかと問うても、誰もはっきりした答えを出せなかった。




日本
僕が起きた時から変化はありません……




一番最初に起きたと言う日本が、当時のことを説明する。
人影や物陰は見当たらず、音もなかったらしい。


イギリス
でしたら、先ずは半分に分かれましょう。
イギリス
半分は待機。
残りの半分はあちらの方向に歩いてみてはいかがですか?
 

情報収集をするにも、こんな摩訶不思議な場所で個々バラバラになるのは危険だ。4対4の半分ならちょうどいい。



中国
イギリスの提案なのは癪アルが、我もそれで賛成ネ。



一応賛成票を出しておいて、みんなの会議を聞きながら周りを見渡す。







本当に状況に変化がない。



動物は愚か、虫にすら出会っていないのが不気味だ。


こんなに自然豊かな場所なのに、空を飛ぶ鳥も、草を食べる草食動物も、宙を舞う蝶も、地を這う蟻も、何も居ない。





中国
(生物がいない…?)
中国
……そんなわけ………




ゾクリと感じる肌寒いものを振り払って、どうやらまとまった案に耳を傾ける。






イギリス
フランス、中国さん、日本さん、イタリアさんはここで待機。
イギリス
私、アメリカ、ロシアさん、ドイツさんは、あちらの方向に歩いてみましょう。



4人がイギリスの指す方向へ歩いていくのを、我を含めた4人は見送った。


中国
……どういう人選アルか。
フランス
知らないわよ。あーあ……
私も探索行ってみたかったなぁ〜。
日本
イギリスさんについて行っても、安全とは言えませんが……
フランス
安全?違う違う。冒険よ!




イタリア
ioはヤダなぁ…怖いじゃん…!
日本
そんな危険を冒したくはありませんね……
あ、他の方に押し付けたい、というわけではなくって……!
中国
わかってるアル。
我だってそんな危険は冒したくないヨ。



勇者の冒険録を呼んだ少年の様に目を輝かせるフランスへ、気軽に同調する者はここに居なかった。



フランス
え〜。みんな夢が無いなぁ。






フランスのくだらない話に、みんなの警戒心が少し解けた。

緊張しっぱなしでは疲れてしまう。
警戒はすべき時にだけすればよいのだ。


油断は禁物だが、この草原なら近づいてくる人には直ぐに気付けるだろう。気配を読まなくてもわかるし、気を張り詰めるのは誰か人が現れてからでもよさそうだ。




日本
そう言えば!
日本
ここに咲き乱れている花について、何かご存知の方はいらっしゃいますか?




フランスとイタリアは花をじっと見つめる。




イタリア
うーん、確かね……?
確証はないんだけど……
イタリア
スターチス、じゃなかったかな?




イタリアの言葉に、悩んだ表情を浮かべるフランスも、「それだ!」という顔を見せた。

 
フランス
そうそう!そんな感じ!!
中国
別名、花浜匙アルね。


日本
あぁ、花浜匙!
私の補佐の誰かが好んでいた気がします。
イタリア
うーん……この花だけ、こんな辺り一面にビッシリ生えるって……そんな花だっけなぁ……?
フランス
まぁ、私達は花のことなんて、完全に理解してるわけじゃないんだから。




まぁいっか!

と、一瞬で考えを他所に移すイタリアは、ポジティブというのか、楽観的というのか、考え無しというのか。



我は内心呆れながら、続く雑談を適当に聞き流した。











基本的に誰か視点を設定して進めていきます。







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