私の言いたいことに気づいたのか
カンテの表情が
一気に硬くなった。
私はカンテの前に
ドンミンオッパのスマホをずいっと突きつけた。
そこに映っていたのは、
35歳とは思えない美貌を持つ女。
ちょっと、この人、目がハートになっちゃってるよ。
さすが面食い発情モンキー。
違う方の意味になっちゃってるよ。
とりあえずハンユジンの父親に地獄を見せられれば
なんでもいいからね。
私の時もグクオッパに聞かれた。
物理的に殺るか、社会的に殺るか。
私は怖くて選べなかったけれど
ハンユジンはどちらを選ぶんだろう。
あとで聞いてみよう。
私は別の資料を手に取り
机の上に広げて見せた。
イ・ヒョンソ(16)
13歳である事務所にスカウトされ、練習生になる。
14歳の時、現在の事務所の社長に声をかけられ
さらに良い待遇を持ちかけられたため、移籍。
最初こそ良かったものの
社長のお気に入りとなってしまったヒョンソは
日常的にセクハラを受けるように。
社長は、女遊びが激しく
毎日のようにキャバクラに通っている。
また、会社の金を横領している疑惑があるため
別の班のメンバーが潜入調査中。
あんなに可愛い子を貶めるなんて
あんのクソデブ親父め…
私は体をわなわなと震わせ
拳をギュッと握りしめた。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。