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第52話

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2025/12/07 06:18 更新










(なまえ)
あなた
みんなは、仕事とかあるの?

キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
まぁ、あるっちゃうるんだけど…

キム・ミンジュ
キム・ミンジュ

(なまえ)
あなた
なんかあったの?

キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
まぁね

(なまえ)
あなた
別に言いたくなかったら言わなくてもいいけど、もし気持ちが軽くなるんだったら言ってね

キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
ありがとう💦


キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
実は今、私たち
















キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
活動休止中なんだ…

(なまえ)
あなた
理由があるんだよね?

キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
うん、1か月前にニュースで報道されたんだけど
キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
私たち、オーディションでデビューしたんだけど、それが実は裏で操作されてて私、デビューするまでデビュー圏内に入ってなかったから私は、もしかしたらデビューしてなかったんじゃないか!って言われてるんだよね

(なまえ)
あなた
なにそれ?
(なまえ)
あなた
その裏の人が悪いのにミンジュちゃんがなんで悪く言われなきゃいけないの…









言葉の途中で、ミンジュちゃんは唇を震わせた。








キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
なんであなたが、そんな顔してるの










(なまえ)
あなた
え?










キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
だって…あなた、記憶ないんだよ。記憶ないのに…なんでそんな顔して私の話を聞いてくれるの?













(なまえ)
あなた
覚えてないからじゃない。今のミンジュちゃんを見ているから。辛いの見てたらこっちも辛くなる。











(なまえ)
あなた
記憶はなくても…ミンジュちゃんをほっとけないよ



















言った瞬間、彼女は耐えていた涙を静かに零した。









キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
私ね








キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
ほんとはすっごく怖かった。私の努力が否定されてるようで…














涙が連続して落ちていく。











(なまえ)
あなた
ミンジュちゃん









(なまえ)
あなた
誰が言っても君の努力は本物だよ。あなたが誰かに与えた感動も全部、誰にも奪えないんだ。自分自身を信じて。


















そう言って彼女は、泣きながら笑った。









キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
そんな風に言ってくれるのメンバー以外であなただけだよ。記憶がないのに、私の全部を肯定してくれる。













ミンジュちゃんは、そっと私の手の上に自分の手を重ねた。













キム・ミンジュ
キム・ミンジュ
あなたが居てくれて良かった




















その言葉が、何故か私の胸の奥に響いた。





















過去は見えないのに、この瞬間だけは確かに存在していた












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