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第3話

邂逅 、
113
2025/07/13 06:16 更新
山崎 凪 視点 ↺ 山中視点
慈華 心春 ... 新入生代表の挨拶をしていた

その女の子の 姿は あまりにも前世の彼に似ていたんだ

今は自由時間 、 帰ってもいいし 、 まだ学校にいてもいい時間

だから1回若林くんたちのクラスに行こうと思って

歩いているところ


「 あれ ... ? 」


若林くん達の教室前にいる 、 あの女の子は

... 近くで見ると本当に似ている

身長や 顔立ちは違うけれど

雰囲気がとても似ている


「 飯塚 ? 」


「 ... え 、 ? 」


その子の目の前で金久保くんが言葉を発したせいか

又は 、 記憶があるのかわからないけれど

話しかけられたと思ったのか 彼女は反応した


「 誰 ... ? 」


「 あぁ 、 人違いだったらしい

  すみません 」


「 そう 、 ですか 」


「 君 、 新入生代表の挨拶してたよね 」


喋ってしまった

... そんなつもりはなかったけど

無意識に口が動いていた


「 あ 、 はい 、 そうですね 」


「 すごいね 、 ... 」


「 そんなことないですよ 」


あぁ 、 似ている ...

喋り方が少し似ている

そんなことを思っていると声が聞こえた


「 心春 ... ?! 」


「 一 、 どうしたの 」


「 誰ですか 」


「 え 、 ?!

  えーっと 、 2組に知り合いがいるから

  行こうとおもって 、 教室入る前にいたから

  新入生代表の子と喋れる機会なんて無いし 」


「 はぁ ... そうですか 」


やばい ... 怪しい人みたいになってる

ていうかこの子 、 一条くんに似ている

姿も 雰囲気も


「 行こう 」


「 え ? うん 、  」


一条くんに似た子は 、 飯塚くんに似ている子の手を引いて

その場を立ち去ってしまった

僕は 再会できたことの嬉しさがあった

楽しそうに話す二人の姿をみたらとても幸せそうで

今なら前世じゃ叶わなかったことも

今の二人ならきっと叶えられるんだろうなと

叶うんだろうと

ふいに思ったんだ

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