長鉈男とは別れ 苛つく心を沈めながら探索を続ける。
ここに来てから少し『暴力的』になった気がする
自分で【私を】尋問するなんて 心が疲れているんだ。
劣った足踏みで、明るい通路へ進んでいく
その瞬間 【バッ】と何かに引っ張られた。
彼とはあの時以来会っていないのか。 そう思っていると
這いばい男…… 彼は私の手を見て顔を歪ませる
慣れた手つきで彼を撫でて、 優しい言葉をかける
伝わったのか顔を明るくして 私の手を引っ張る
純粋な笑顔を浮かべる彼に、私は心を許した
2人で歩く通路は 何処となく暖かく感じた。
這いばい男と来た先は 『銀髪の男』の所。
彼は私を見た瞬間、 自身の拳を血が出るほど握り締めた。
銀髪の彼がお菓子を渡すと、 彼は嬉しそうに外に出た。
『子供らしい所も這いばい男らしいな 』なんて思っていると
急に【ドンッ】と苦しいほどの力で 彼に押し付けられた。
顔色を伺うことができないのが 【最大の恐怖】だ
だけど空気だけで伝わる憎しみ・苛立ち・愛情…… 吐き気がする
肩を押され【ギリギリ】と憎い音が体内に響く
抵抗しても逃げられない そんな私を見て彼は__
『あぁ 本当に敵わない』
彼は頬を赤らめ、 細い手で私の髪を掬い口付けをした。
そんな誰でも羨むようなシナリオの中、私は___
そう【絶望感】を胸に抱くしか権利がなかった。
騒がしい音がなくなった後、 彼は部屋に戻った
だが彼女がいない 部屋から出たようにも思えない
そこで銀髪の男と別れを告げ、 ドアの外に出る。
何処かヒンヤリとした風が彼の【疑い・不安】を煽っていった
閲覧ありがとうございます。 お久しぶりです
最近ストーリーが思いつかなくて…… 投稿遅れ気味です














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。