自称呪術師だという目隠し不審者さんが、
闇属性魔法に似た術式で呪霊を祓った。
なるほど
あぁいう風に呪霊は祓う事ができるのか····
いざ、会いたかった呪術師にあったものの。
簡単に教えて貰えるものなのだろうか···
まずこの人達は味方になってくれる呪術師なのだろうか?
何から切り出そう····
そう悩んでいるとピンク髪の男の子がテンション高く話しかけて来た。
元気いいね···
まぁ、信じられんわな
今まで無かったものを信じろというのも無理な話。
私もあの2人からは呪霊の事を聞いていたが、
実際に国が呪霊に襲われる所を見るまで信じていなかった。
まぁ、普通は信じないわな
あの2人と今は、見せたこともあるし見てるから信じてくれてるけど
最初は信じてなくてめちゃくちゃバカにされたし
今思い出しただけでも腹が立つ
私じゃなければ間違いなく不敬罪で牢屋行きだわ
てか、それよりも気になることが······
ピンク頭の少年を指さす
ピンク髪の少年の頬から口と目が出てきた。
圧倒的なオーラ。
絶対に一般人じゃない。
どっかの国の王?
····いや、それにしては禍々しいオーラを感じる。
魔王と呼ぶ方が相応しい気がする。
目隠し以外の3人の少年少女が、
顔を見合せて動揺してる。
間違いなく、彼らは”呪術高等専門学校”という所をしている。
ただ、間違いなく警戒をされている。
教えてくれるかどうかはわからない。
さて、これからどうしましょう····
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。