夢を見た
グルさんが前連れていってくれた
星が見える丘で
グルッペンが飛び降りる夢
気づいたら夜で
彼がいなくて
走って
見つけて
彼は笑いながら
別れの言葉を言って
飛び降りた
満天の星空の下
彼は輝いてた
まるで星のようだった
彼が星座になってしまうのではないかと思った
急いで丘の下を見た
彼の姿はあった
赤く鉄の匂いがする液を流しながら倒れている
グルッペン
風が吹きそこに残ったのは
ひとつの赤いマフラー
急いで丘の下に行き俺はそれを拾った
そう思った
夢から覚めたらグルさんが慰めてくれてる
もう行って欲しくないっ、
そう思った
自分の首を見れば赤いマフラーをつけていて
暖かくまだそこにグルッペンがいるような感覚
この時間がずっと続けば暖かいのに
寒いのは嫌いだ
誰かが消えたように思えるから
父さんも母さんも冷たかった
性格はすごく暖かった
体を触ると冷たかった
赤いものを流して
冷たかった
だから。冷たいのも寒いのも大嫌いだ













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。