第5話

🫧ーな個性
472
2025/10/09 15:00 更新
そしてがやがやと騒がしいネオンだらけの街並みに消えて行った
取り残された俺は
もう呆気にとられていた
迫圧紘
…はは、
迫圧紘
面白い子だな…





















迫圧紘
チッ…































迫圧紘
絶っっっっってぇ泣かす…





























あーあ、ほんっと最悪
気分最悪だ
ソファーに座り、先程買ってきたマカロンを食べる
けど気分のせいか、全く美味しく感じない
あなた
全く甘く感じないマカロンをもうひとつ口に運ぼうとした時、上から声がした
??
…何してる
声のした方へ顔を向けると、不服そうな顔をした
あなた
『あ、てんちゃん』
あなた
『マカロンを食べてたの』
あなた
『たべる?』
外典
いらない
外典
それより、リ・デストロを知らないか?
あなた
『分からない』
あなた
『けど、多分スケプティックなら知ってるよ』
外典
そうか…わかった。ありがとな
てんちゃんが出ていったのを確認してから、スマホを置いて
再度手を拭き、マカロンに手を伸ばす
声が出ないとはなんと不自由な事なのだろうか
黙々とデストロに貰ったマカロンを口に押し込んでいると、今度は頭上から声がした
キュリオス
あら、マカロン?
あなた
『はい』
前言撤回
こんな時にでも返事ができるのは助かる
私がそう打ち込んで読み上げ機能を使うと
ニコニコしたキュリオスに頬をつつかれた
キュリオス
ふふっ、リスみたいで可愛い
キュリオス
次の記事にしても?
こんな馬鹿みたいな顔が世に晒されてたまるか
そういう気持ちでブンブンと首を横に振れば、キュリオスは残念そうな顔をした
キュリオス
そういえば、リ・デストロが今貴方の部屋を作ってくれてるそうよ?
?!?!
あなた
『あのお部屋ですか?』
キュリオス
えぇ、今水を貯めてるらしいわよ
なんと!!!
こんなに嬉しいことは無い!!!
やっと…やっと
私も“話せるようになる”のだ!!
あなた
『待ち遠しいです』
キュリオス
にしても…ほんとに面倒臭い個性よね
あなた
『ほんとです』
さすがリ・デストロ!!!!ここまで着いてきた甲斐があった

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