第3話

おそろいのルージュ 🌵🤡
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2025/05/11 13:45 更新
ザシュッ ザシュッ
「あ゛ッ、 ゆ゛る゛じ」
「うるさい」
パァァン
「はぁーー…」
最近は仕事が増えたな。
業界が不安定なのか、はたまた
     ────俺を殺そうとしているのか
「そぉんなもの、知ったこっちゃないわ」
私は誰にも負けない。やれるもんならやってみろ。
「沈黙の殺し屋??」
「なにそれー、殺し屋とか物騒だな」
「最近事件多いでしょ、それって“沈黙の殺し屋”っていうやつのせいらしい」
「怖すぎww男なの?女なの?」
「それが、誰も姿は見たことがないんだって。目撃者は全員死ぬらしい」
「えぇ!?遭遇したくないなぁ…」
「あはっ、大丈夫でしょ!力一は心配性だな〜」
「チャイちゃんは楽観すぎなんだよ!」





























カチカチカチ
奥歯が震えて音が鳴る。
はたして俺が震えているのは寒さになのか、それとも、___恐怖にか。
「ウ゛ァァァァ!!!!」
甲高く叫びながら銃を振り回すそいつを見て、人々は悲鳴をあげて逃げ惑った。
しかし俺は、そのヤバい奴と距離が近かったこともあり「隠れる」という選択肢を取ってしまった。
しかし100%バレているだろう。
なぜなら確実な足取りでこちらに向かっているからだ。
逃げている人々に攻撃したいのなら走り、どんどん離れていくはず。
迷いもなく、すでに力一以外、猫すらもいない路地裏に向かっているということはそこにターゲットがいるのがわかっているということだ。
あいつが昼間話した「沈黙の殺し屋」なのか…。
思ったよりもうるさいやつだなぁ……、どこが「沈黙」なんだ。目撃者は全員殺すらしいが、今回は逃がし過ぎじゃないか?
この袋小路の路地裏にいる時点で俺に軍配が上がらないのは明らかだ。すでに思考は現実逃避を始めていた。




「フフフ〜ん、フンフーー♡♪」
独特な歌を口ずさみながら、ニヤニヤした笑みを浮かべながら近づいてくる。
じりじりと距離を取るが、ヤバい奴はもう目前に迫っている。

































かかったな。
ズシャッ ブシャァッ  ドサッ
「うわーなんで急にー(棒)」
誰かに見られてるといけないので、一応驚いたふりをしておく。
にしても、こいつは弱すぎだ。殺し屋じゃなくてただのキチガイだな…。
それに今までのを見ている限り、チャイカの言っていた「沈黙の殺し屋」とは違うように感じた。





「っ、ふっ、ふふふw」
突然耳に聞き慣れた笑い声が入ってきた
バッと、声の方向、上を向く。
「あはっ、うわーなんできゅうにー、って、棒読みすぎでしょりきちゃん…ww」
そこには、なぜか花畑チャイカがいた。
「え、え、チャイちゃ、なんで」
おかしい。気配は感じなかった。
「あははっ!うふ…w」
なぜかツボに入ったらしく、屋根の上でくすくす笑っている。
「とりあえず、降りてきなよ…」
ずっと笑われて、だんだんはずかしくなってきた。
「あは……w ごめんごめん」
逞しい身体からは想像できないほど軽やかに、静かに飛び降りてきた。
それで疑念は確信に変わった。こいつは同業者だ。
「もしかして“沈黙の殺し屋”ってチャイちゃん?」
「そんだよ〜ん」
「なんで自分で噂したりしてたのよ」
「りきちゃんをビビらせたくてさ」
「ふふww……それで?」
「特にやましい気持ちはないわ。手を組もうって言いたいだけよ」
「…チャイちゃんがいいなら」
「決まりね」













その日、伝説の二人組が誕生した。
名は“グリーンルージュ”。
彼らが手を組んでから、すぐに噂は広まった。
それは依頼者と同業者の間でだ。
依頼者は口を揃えてグリーンルージュを勧め、同業者は皆尊敬の眼差しで見るようになった。
中にはもちろん依頼が減り憎しみを感じるものもいたが、そのような小物はやがて消えていった。
素性は誰も知らない。
“グリーンルージュ”という名さえ知っていれば、彼らにいずれたどり着く。あとは個人の運次第。
そんな特殊な依頼方法も、彼らの伝説性を高めていたのだった。
彼らの物語はまだ続く。伝説は終わらない。
はい、終わりません

多分

2話書きたい
最初のチャイちゃんのところも回収してないし‼️
おやすみなさい

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