師範がお茶を入れてくれることになった。
台所からお茶のいい匂いが漂ってくる。
師範がいいお茶を入れてくれたみたい。
私は思いっきりお団子にかぶりつく。
みたらしの甘じょっぱさと団子のほのかな甘味が口の中いっぱいに広がる。
ここで、すかさずお茶を流し込む。
苦みが口いっぱいに広がって団子の甘みをかき消していく。
私達は縁側でお団子を堪能したあと、それぞれの仕事に戻った。
私は、カナヲちゃんに稽古をつけてあげることにした。
やっとこさ晩御飯。
ずっとカナヲちゃんと稽古してたからお腹すいた〜
師範になだめられ、私達は手当の準備を始めることにした。
やっぱり無一郎の勘は当たってたんだ…
私達は黙々と準備を進める。
蝶屋敷の空気は重い。
カナヲちゃんが声を上げた。
準備に気を取られてて晩御飯のことすっかり忘れてた。
あんなにお腹空いてたのに…
師範に諭され私達は一旦晩御飯を食べることにした。
アオイに作ってもらったご飯は少し冷めている。
私達は黙々と食べ始める。
しかし、空気は重いままだ。
刀鍛冶の里のことが心配でご飯も喉を通らない。
カナヲちゃんが口を開いた。
たった一言、されど一言。
カナヲちゃんが話してくれたおかげで一気に場が和んだ。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。