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第1話

わかりました
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2026/01/26 06:16 更新
「委員長、やってくれる人」

教室がしんと静まり返る。

「、、まあ委員長って言っても、特に大きな仕事はない、、ぞ」
先生が胡散臭い表情で言った。
「行事の準備の進行とかしなきゃいけねんだろー」
後ろから男子の声が上がった。
「いい経験になるぞー、誰かやってくれてもいいだろー」

手が挙がる気配はなかった。


「、、篠塚、すまないが、、今年もやってくれないか」

名前を呼ばれ、先生と目が合った。

去年の担任も藤野先生だった。
「わかりました」
委員長をやるのは、これで二回目だ。
先生は私にお礼を言って、黒板に私の名前を書いた。
「じゃあー篠塚に悪いから、今年は副委員長も決めるか」
そう言うと、私の名前の隣に「副委員長」と続けて書いた。
「仕事内容はー、、まあ、委員長の手伝いだな。誰かやってやってくれ」

「あの、別に」
別になくていいです、と言おうとしたとき、
「や、やります」
と左前側の席から手が小さく挙がった。
「お、和泉いずみやってくれるか」
去年同じクラスだった子だ。特に絡みは無い。

「じゃあ、委員長は篠塚、副委員長は和泉に頼むな。ありがとうな二人とも」


チャイムが鳴ると、和泉さんがこちらにやって来た。
「あの、なんでも手伝うし、頑張ろうね」
和泉さんは控えめな笑顔を浮かべていた。
「うん、そうだね」

「俺やればよかったかなー副委員長」
「篠塚さんと喋りたいだけだろ」
「いやーそれ以外ねえだろー」
自分の名前が聞こえて、さっさと移動教室の準備をした。

「でも何喋ればいいかわかんねえよなー」
「んー美容の話とか?」
「そんなん俺らにわかるわけないだろ〜、なーかおる

「そうやな」

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