「はー、つかれたぁ」
最近は冠番組やアルバムの宣伝でテレビに
出させて貰う機会が去年の倍と言っていい程
増えた。好きでこの仕事の道に進んだけれど
流石に連日ハードシュケジュールで体は悲鳴を
上げていた。
「きょもめっちゃ忙しそうだもんねぇ⋯」
とゴールドを身に纏った細身の男が頭を
撫でてくる。⋯顔ニヤニヤしすぎじゃね?
「うん、
でも明日から久々の2連休だから休めそう」
「良かったじゃん!
⋯あ、曲作りとかしちゃだめだからね?
飯食って風呂で体あっためて寝るだけとかに
しなよ?」
「ふふ、分かったよ笑笑」
樹は前まで恋人感満載のこと、
例えば、頭を撫でたりお腹を触ることしかして
こなかったのに急に親みたいなことをするようになった。それがちょっと癖になってきていて、
俺も態と言わせたりするし、樹も気づいていると思う。
だって毎回「またか笑」って言う顔をしているし、
樹も俺には甘いし。
すると急にバイブ音が鳴った。
スマホの液晶画面を確認すると、いつもの彼だった。
「22時 いつものホテルで」
無機質なメールに「了解」とだけ送る。
きっと部屋番号は1203だろう。いつもそうだ。
──彼も、あの人と同じで何を考えているか
分からない。好かれているのかなんて顔を見て分かる
けれど、それ以上は求められない。
彼は俺に何を求めているんだろう。
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この「あの人と彼」、モブ有って注意するの
忘れてました💦💦💦
ちなみにR18もあります💦💦
皆さんがこれを読んでくれていることを願って⋯
♡と☆つけて下さりありがとうございます💞> ̫ <












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。