ライブ終了後。
控室。
ドアが閉まる。
静か。
さっきまでの歓声が嘘みたいに消える。
あなた、立ったまま。
まだ少し呼吸が荒い。
その瞬間。
一気に力が抜ける。
その場に座り込む。
ジョングクがすぐ横に来る。
でも手は少し震えてる。
ジミンも近くにしゃがむ。
その時、
マネージャーが入ってくる。
全員顔をあげる。
画面。
SNS。
《新メンバー誰!?》
《センターの子やばくない?》
《表情えぐい》
《途中ちょっと苦しそうだったのに最後までやりきったのすごい》
《あれ見て泣いた》
《守られてる感じも良かった》
あなた、目を見開く。
スクロール。
《最初は反対だったけど…認めるしかない》
《これは必要なメンバー》
《BTSに新しい色入った》
手が止まる。
その言葉が、刺さる。
ナムジュンが少し後ろで腕を組む。
ジンは少し誇らしそう。
あなた、少し俯く。
涙が、ぽろっと落ちる。
もう一度、画面を見る。
否定もある。
でも——
それ以上に、
届いてる。
next.




















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!