side おんりー
俺の前の席に座っているめんさんは明るくて活発
いわゆる陽キャの部類だ
いつも楽しそうにクラスメイト、いや他クラスの人ともはなしている
なのになんで、
話しかけてくるの……?
いつもびくびくしながら答えるが、彼の言うことは普通のことばかり
俺なんかより仲良い人いるんじゃないの……?
なんで俺がいいんだろう、他の人とのほうが楽しいでしょ
それを言葉にすると嫌われてしまうかもしれない
人間関係は大切だから、笑顔で返す
屋上…?って鍵かかってなかったっけ
まあいいや
行ってみればわかるし
屋上の扉の前まで来た
というか、連れてこられた
そういってめんさんはポケットから鍵を取り出して指にひっかけ、くるくると回す
つい敬語が外れてしまう
人とはある程度距離を保って接するって決めたのにッ……
え、スった?盗んだってこと?
ちゃんと目星をつけて盗ってきたようだ
めんさんが鍵をさす
かちゃり、と音がして屋上の扉が開いた
扉が開くと同時に風が俺達の髪をなでる
空は快晴で、心地よい風が吹いている
めんさんががちゃっと鍵をかける
俺といるところを見られたら嫌か…、まあそりゃそうかも
めんさんは皆の人気者だし
俺とが始めて…?
今まで自分から人と距離をとっておいてなんなんだって感じだけど、
ちょっと嬉しい、、なんてね














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。