春風の中、俺は舞い散る桜を他所にだるそうに校舎へと足を進める
今日から俺は高2らしい
今日はクラス替えもある
1年生のときの友達と別れてしまうのが少し憂鬱だ
また新しいコミュニティを作らないといけないから
俺はクラスを確認し、教室へ向かう
今日はいつもより早く来たつもりだったが、教室にはすでに生徒がいた
静かそうな男子生徒が1人座っていた
黒に近い緑色の髪に眼鏡をかけている
そいつの笑顔はあくまで初対面の人に対する礼儀にすぎない
でも、見とれてしまう程に綺麗だった
面食らって返事をするのが遅れてしまう
え、さん付け…?
呼び捨てでよかったのになぁ…、
なんだか言い表せない寂しさを覚えながら、俺はひとまず座席を確認する
たしかに名前近いもんな
おんりーの前の席に座る
少し残念だけど、仲良くなれば敬語外してくれるってことだよね
俺は話しかけようと名前を呼ぶ
あ、また笑ってる…、
最初は笑ってくれない奴も結構いるのに、おんりーは笑顔が多い
俺はおんりーのことをもっと知りたくていっぱい話しかける
それからも話しかける度笑ってくれたけど、なんだかちょっと無理してるようにみえるのは俺の気のせいかな
新しい小説です!
更新は遅めになります…、すみません
コメント、いいねいただけると励みになります














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。