「 ただいま 」
『 おかえり京本 』
「 北斗さ、好きな人いるの? 」
『 は、? 』
急に気になってしまった
"北斗に好きな人がいるのか"
ということ
北斗はBLエロ漫画家らしいし
やっぱりそういう経験があるのかもしれない
これでいるなんて言われたら
俺の心はズタズタになるだろう
『 いるよ、好きな人
どうせ片思いだろうけど 』
あぁ、聞かなきゃ良かった
見事にフラグ回収だ
好きな人がいるのに、俺と性行為してくれるなんて
どれだけ優しい子なんだよ
俺たちの関係はもう終わった方が良いのかもしれない
『 なんでそんなこと聞くの? 』
「 いや、まぁ、ちょっと気になっただけ
その人、どんな人·····? 」
『 爽やかイケメンかと思いきや
裏では俺様イケメン····· 』
「 へぇ、 」
『 気づけよばか 』
「 は? 」
『 ·····ごめん 』
「 あ、いや、こっちこそごめん
俺の知ってる人、? 」
『 うん、知らなきゃ怖いね 』
とにかく聞き出せた情報は
爽やかイケメンだけど裏では俺様イケメンで
俺が知らなきゃ怖いぐらい絶対に知ってる人
俺だったり·····そんなことは無いか、













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。