第11話

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2025/12/27 15:46 更新




勢羽兄弟

7話の続き

どっちも書く
真冬ver.









 朝の医療室。
 窓から入る光が、昨日より少し眩しい。

 夜の出来事は、夢みたいに静かに残っている。

 ドアが開く音。

 真冬だった。
真冬
……来た。
その声だけで、空気が落ち着く。
あなた
おはよう
短い挨拶のあと、少し間が空く。

 あなた、視線を上げた。
あなた
昨日の続き、なんだけどさ…
真冬は、何も言わずに待つ。
あなた
……真冬がいい
一瞬、真冬が息を止めた。

 次の瞬間、強く抱きしめられる。
真冬
ね……俺で、いいの?
震える声で、確かめるみたいにそう聞く真冬。


それに対してあなたは静かに頷く。
真冬
……っ、はは
笑ってるのに、声が震えてる。
真冬
やっと…やっとだ、!
ぎゅっと、逃げ場がないくらい強く抱きしめてくる真冬
真冬
俺のこと、選んでくれたんだよね、
真冬
俺のモノ、って思っていいんだよね?
耳元で囁かれて、背中に回る腕がさらに強まる。
真冬
嬉しい……嬉しすぎて、どうしていいかわかんない
真冬
すき。すき、すき、大好き
言葉を重ねるみたいに、額に、頬に、首筋に、何度もキス。
真冬
言葉に出来ないくらい大好き
真冬
愛してる。ほんとに、心の底から
少し顔を離して、真っ直ぐ見つめてくる。
真冬
…絶対離さないから
微笑んでるのに、目は真剣で、熱を帯びている。
真冬
他の人に触れられるのも、見られるのも嫌
真冬
あなたのその鼻も口も目も脳天からつま先まで、皮膚から細胞まで全部、俺だけのものにしたい
再び抱きしめられ、今度は優しく揺らされる。
真冬
大丈夫。怖がらせるつもりはないから
真冬
ただ……一生そばにいさせて
真冬
本当にありがとう、選んでくれて
真冬
すき、すき、大好き
真冬
一生離さない
最後に、唇へゆっくりキスをする。
夏生ver.










朝の医務室。
扉がノックもなく開いて、夏生が顔を出す。
あなた
夏生?
あなた
おはよ。
夏生
おはよ。…早いね





夏生
昨日の続き、聞いてもいい?
笑ってるのに、指先が落ち着きなくポケットに触れている。
あなた
私は、夏生がいい
あなたがはっきり言うと

 夏生の呼吸が一瞬止まった。
夏生
……ほんと?
あなた
本当…//
次の瞬間、距離が一気に詰められる。
あなた
ま、待って、夏生────
返事を待たず、抱き寄せられる。
夏生
逃げないで
声は低く、でも震えている。
額を合わせたまま、離れない。
夏生
ずっと余裕ぶってたけどさ
夏生
内心、めちゃくちゃ不安だった
言葉より先に、唇が触れてくる。
あなた
…っ///
ちゅッ、という小さな音。

一度、二度。確かめるみたいに。
夏生
選ばれなかったらどうしようって
夏生
真冬に取られる未来、何回も想像した
あなたの頬が熱を持つのを見て、夏生が小さく笑う。
夏生
そんな顔するんだ
夏生
可愛すぎ
再び唇が重なって、今度は深く。
あなた
…っ、ん…/////
夏生
力抜いて
腰を引き寄せられて、逃げ場がなくなる。
夏生
俺の不安、全部溶かして
舌が絡んで、息が乱れる。
あなた
…は、ぁ//
離れた瞬間、あなたの頬は真っ赤。 


夏生も同じくらい、耳まで赤い。
夏生
歯止め、効かなくなった
夏生
だってさ、
夏生
やっと俺の、って実感できたから
頬、喉、首筋、手首、至る所にキスを落としてくる

そしてもう一度、優しく唇に触れて。
夏生
これからは独占する
夏生
覚悟して?

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