第9話

仕組まれた愛
26
2022/07/26 15:21
ドーク
あ…あれ?……ここどこだ?
目を覚ますと見たことの無い神社のベンチに寝そべっていたそして今は夏のはずなのだが 桜が満開に咲いておりヒラヒラと風になびきながら散っていっている
百鬼
あ! 起きた?おはよ
とちらっと知らない少し背の低い狐のような男性が顔を覗かせてきた その男性は甘い花のような香りがして見つめられてるだけでふわふわしてしまう
ドーク
びっくりした えっと……
百鬼
僕のことか? 僕は 百の鬼と書いて百鬼(なきり)よろしく で?君の名前は?
ドーク
えっと…カタカナでドーク よろしく
百鬼
ドーク… うん よろしく それじゃまずここのことから説明しようかな
と百鬼は言い 今俺達がいる場所について説明してくれた
どうやらここは桃源郷という場所らしい それで俺がなぜここにいるのかというと どうやら何かしらで死にかけてるらしい ここは死んだ者もしくは死が近いものが来る場所らしい
ドーク
なるほど?
百鬼
いまいち理解してない感じ? まぁそうだよね それでいいんだけどね うん もし目覚めてもここを覚えてても 言わないでね そしたら二度とここには来れなくなる 死んだら奈落に落ちてしまう 君のためにも そして……やっぱ何でもないや
と百鬼は何かを思い詰めたような顔を一瞬してまた笑顔に戻った そんな百鬼の顔がすごく俺は好きになった
そして俺は願った
ドーク
(夢だとしても覚めないで 桃源郷)
百鬼
あ! そうそう一つ確認しないといけないことあったんだ
と百鬼は何かを思い出したかのように言うと 俺に近づき
百鬼
ごめん ちと上着だけ脱いでもらってもいい?
ドーク
? お…おう
百鬼に言われる通りに上着を脱ぐと
百鬼
んじゃちと痛いかもやけど我慢してな?
と百鬼は言うと急に首筋を噛んできた
ドーク
イッ……
そして数秒噛まれ続けた
それから百鬼は口を離すと
百鬼
よかった 本当に初めてのやつだ
ドーク
えっと なにが?
百鬼
ドークって同性としたことないでしょ?
ドーク
はあ!? んなことしたことねぇわ!
百鬼
だよね〜 んじゃある意味これも初めてになるかも
と百鬼は言い俺に口づけをしてきた
それからはなぜか意識が途切れて気づいたら外は暗かったはずなのに明るくなっていた そして寝ていたのはどうやら神社の中で布団で寝ていた 起きてから時間を確認しようと時計を探すため布団から出ようとしたとき 布団の布ズレみたいなのをすごく素肌で感じる気がした いや 気がしたではなかった 俺は服を着ていなかった 全裸だった
ドーク
……………百鬼!!
と叫ぶと 隣でもぞもぞと、何かが動いた よく見ると隣で百鬼が寝ていた
そして百鬼も全裸だった
それで俺は察しがついた
ドーク
まじ…………か…
百鬼
ん〜………んあ? おはよ
と百鬼は布団から顔を出してきた
ドーク
おはよ じゃないわアホ!
百鬼
んへへ……
ドーク
褒めてないからな?
百鬼
やっぱ軍隊いたからかドーク体格いいね
ドーク
なんで軍隊だってさ知ってんだよ
百鬼
別に〜? てか、服見ればわかるよ
ドーク
そっか
































百鬼
(まぁうそだけどね だってずっと見てたから ドークのこと ドークがここに来れるようにしたのも 僕 そのためにわざわざ殺した まぁ死なないで脳死状態で現実では生きてるみたいだけど目覚めることはないかな この幸せが せめて 祓魔師に見つかるまでは 続きますように)













仕組まれた愛














(隠し撮りした後ちゃんと許可を貰い (俺達フリー素材だからご自由にということだったので)最後に載せさせて貰いました 左がドークさん 右が百鬼さん です pixivのをわかりやすく書くためにこちらに写し書きしました 良ければpixivも見に来てもらえると嬉しいです)

プリ小説オーディオドラマ