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第1話

先輩が好きなんですshozm
83
2022/07/03 21:15 更新
zmとshoのお話。
恋愛ですので気おつけて

シャオロン→高二 s「」
ゾム→高三 z『』
✂︎- - - - -キリトリ- - - - - ✂︎‬- - - - キリトリ- - ‪-‬
夕陽が沈む光で時間が経つ事に暗くなる校舎の中で今にも消えそうな蛍光灯がパチパチと命を繋ぎながら灯っている。
その中で足音が1つ、、、いや2つあった。
zm
で、誰ですか?

後ろに振り返り誰も居ないはずの玄関口の前の廊下にキッパリとした声で語りかける。
すると誰もいないはずの廊下に1人の男子生徒が奥の壁からジミジミ近付いてきてほんの1歩で額がコツンと鳴ってしまう程の距離に歩いてきた。
この距離にきても男子生徒は言いたくなさそうに俯いている。
暗さと髪のせいで顔は見えないそんな彼が口を小さく開けた
sha
シャ、シャオロン。黄瀬 紗緒き せ    しゃおって、、、言うねんけど、、、知ってる?
zm
え、シャ、シャオロン君なん?
歯切れの悪そうに言う彼はシャオロン君らしい。
俺には目の前のシャオロン君は昼に見る廊下を走り回ってるシャオロン君には見えない。
まるで二重人格だな
sha
知ってくれてたんや…てことはいつもの俺も知ってんやろ?
驚いたよないつも廊下を走り回ってる俺がこんな感じなんて……
ずっと気になってたことを聞くとシャオロン君はまるでギクッと効果音がつきそうに肩を揺らした。
わかりやすいなぁ
zm
それはそうなんやけど。
な、なんで後ろ着いてたん?

顔を上げたシャオロン君は冷や汗を頬から垂らしながら透き通った黄色と茶色が混ざった様な瞳が居場所を探してるかのように揺らぐ。瞳に横の窓からほんのりと夕方の光がシャオロン君の瞳と髪に光を与える。正しく神秘的というものだろうか、何故こんなにも美しいのか理解できないもんやな
こんなんモテるに決まってるやん、だってカッコイイもん。
俺がこの顔なら自惚れしちゃうわ〜そしてこれがエモいってやつなんか…?
そんな考えの中シャオロン君はやっと言う勇気が出来たのか拳を胸板に置いている
sha
あ〜…えっとぉ…
えっとぉ、先輩が…△△○♡□○

え?なんて言ったの?聞き取れなかったが?
あれは無理だろ何語だよ。犬でも言わんよ
未知の言葉すぎるだろ、、、
zm
えっと、すまん。今なんて言ったん?

流石に聞いたのは失礼だったのかシャオロン君は下をむいてしまった。
それにしても戸惑ってるのが丸わかりだ。
露骨過ぎて面白い。
ちょっとイタズラさせてもらお
zm
ん〜聞こえんかったなぁ、、、なんて言おうとしたん?、、、ひひ
sha
揶揄ってるよね!?
うぁ、先輩が好きなんです
一目惚れしました!

揶揄ったら乗ってくれるかと思ってやってみたら案の定乗ってくれた。
ってあれ、今やばい事聞いた様な、、、好き?
一目惚れ?
zm
あーはいはいっては?
えぇ?!まじ?!
いや、先輩を揶揄ったらいかんで?
sha
マジマジ!揶揄って無いから!
てかうるさいです!今夕方の校舎や!
zm
あぁ、すまんすまん、、、忘れてた
ここの学校は夕方になると大声が聞こえるという七不思議が広まるかもしれなかった。
危ない危ない。
てか、先生に聞かれてないよな?
今は先生と俺たち以外居ないはずだし夕方だからもっと響くはず、1階の職員室なんて壁を突っ切るだろう、、、終わった。
まだ半年あるのに
sha
先輩、付き合ってください
長いまつ毛を揺らすシャオロン君に告られた。
断る理由なんかないだけどOKする理由もない。
しかもこんなにもかっこよくて人気者はきっといつかの相手を幸せにする。
俺じゃなくてその子の所に行けばいいんやで
zm
ごめんな。断るわ
sha
そ、そうですか
彼は犬かと思う程にしょぼんと顔を下げてズボンの裾を引っ張る。
案外大人しかった。
もっとうるさいかと思ったけどな
やっぱそんぐらいにしか思ってなかったんやろうか
sha
先輩
zm
ん?どうした

最後にドッキリ大成功とか言ってくれよ
それでおしまいにするから
sha
明日また来ますね!
また明日!
……ひひ
彼は俺に手を振った後階段を走って降りてった。
彼奴は諦めが悪いみたいやな
俺も帰ろうかな…
zm
嗚呼、今日雨やったな…傘あったっけ?
玄関扉出たところで気づいたそういや今日雨だったな
スクールバックを漁ると黒い折り畳み傘。
良かったわ、ナイス母さん。
入れといてくれたんやな
zm
目の先には鞄を傘代わりにして帰るシャオロン。
zm
ひひ
何してんだか
zm
しょうがねぇ走ってやるよ!
片方の肩だけ雨に濡れながら帰るのもいいかもしれない。初めてそう思った

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