萩原あなた / 現在 ___
緊張で空気がヒリついてる中、私は佐藤さん
からの呼び掛けを無視して目の前に書かれた
悪魔からのメッセージを読み上げる。
...... あぁ、気色悪いな。
ファックスが送られてきた時から、もう一つ
の爆弾の在処には目星が着いていた。
今からそこへ爆処を向かわせたら余裕で間に
合うだろう。
...... でも、それだったら犯人を捕まえること
が出来ないと思う。
言い終える前に通話を切る。
その間に私のスマホに私の推理ともう一つの
爆弾が仕掛けられてると思われる場所を打ち、
犯人を確実に捕まえるための作戦も入れる。
...... さぁどうする少年、高木さん。
私のこの案にノッてみる勇気と覚悟はある?
...... これはしっかり、生きて帰らないとだな。
お願い姉ちゃん、力を貸して。
いつか、あのとき聞けなかった言葉の続きが
聞けるかもしれないもんね。
continue

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!