しーん
りうらさいど。
どこ。どこにいるの?
いつもなら、元気におかえりって…ぁ
いつも?それはいつの話?
りうらが帰ってきたのは何日前、?
そのときどんな行動をして自分の部屋に行った、?
俺は兄弟たちの部屋が集まる2階へと足を運ぶ。
どうか無事でいてほしい。
そんな淡い期待はあなたの17人に呼ばれたい名前の部屋から聞こえる
ないくん声によってきえた。
ないこさいど。
リビング…いない。風呂場もトイレもどこにもいない。
俺がもっと早くに仕事を終わらせて帰ってきていれば
そうすれば、今回のことは起きなかったんじゃないか
でも今そんなことを思ったところで意味は無い。
本当にどこに行ってしまったのだろう。
ここだここしかない。
なんで一番最初にここを探さなかった。
なんでなんでなんでッッ
がちゃっ
目の前には力無く横たわっている俺の弟
彼の名前を呼んでも反応はなかった。
そんな時に後方の扉が開く音がした。
りうらさいど。
はやくはやく、とどけないと
少しでも処置をして助かる確率を高く
そう、俺はあいにくつい一年ほど前から医者をはじめている
ため、経験は少ないし、ないくんのようにすべての
分野に対応することはできない。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。