꒰ঌ 喫茶店の常連さん 同士
꒰ঌ 仲はいい方 !
私は 、N大学に通う 大学生 。
大学近くのアパートを借りて 、
ちょっと お洒落なカフェで バイトしている
普通の大学生 。
だけど 、そんな 私には
最高の隠れ家がある 。
それは 、おばあさんが 1人で営んでいる 、
「 喫茶 ステラ 」 だ 。
あまり 明るい雰囲気ではない
路地裏を抜けたところにある 、
古い 、木で出来た 小さなお店 。
最初は 入るのに躊躇うけど 、
中に入ると 、木の温かみを感じるとともに 、
少し きらきらとした 装飾が目に入る 。
そんな 喫茶店だ 。
私は 、あまり 友達が多い方ではないので 、
ほぼ 毎日のように ここへ やってきては 、
勉強をしたり 、くつろいでいる 。
好きに座ってね 、と 声を掛けられると
私は いつも 座っている席に 向かって
歩き出す 。
端の 、大人が2人掛けられるほどの
小さな ソファ席だ 。
たまに来る お客さんにも
気付かれないし 、何より 、
店内の雰囲気を 1番楽しめる
特等席なのだ 。
席に着くと 、何を注文するかは
決まっているのに 、いつも通り
メニューを開く 。
開くと 、最初のページには 、
飲み物の名前が いくつか 書かれている 。
コーヒー 、カフェラテ 、カフェオレ
コーラ 、メロンソーダ . . . . .
喫茶店にしては 、かなり少ない
ドリンク数な気もするが 、
小さなお店だし 、こんなところだろう 。
だが 、そこには 、
他と 一線を画しているものがあった 。
メニュー表に書かれた 、
「 くりぃむそーだ 」 の文字 。
メロンソーダの上に 、
アイスクリームとさくらんぼが
乗っている 、昔ならではの感じ 。
数あるメニューの中で 、唯一
ひらがな なのだから 、惹かれるのは
当たり前だ 。
初めて ここへ来た時から
ずっと クリームソーダを 頼み続けている 。
. . . . . 否 、くりぃむそーだ か 。
大学の課題をしようと 、持ってきた
パソコンを開いた瞬間 、
待ってましたと言わんばかりに 、
ドアから音が聞こえた 。
誰が来たのかは 、
なんとなく 分かっているけど 、
まだ 知らないフリをしておく 。
" 彼 " と話していたら 、時間が溶けて 、
課題なんて 出来やしないから 。
彼も 、私と同じ 、この喫茶店の
数少ない 常連さん 。
渡会雲雀くん 。
私と同じ大学生で 、バンドをしている 。
それ以外は何も知らない 。
そんな 、何とも言えない 、
心地よい 関係性なのだ 。
実際 、この課題は 昨日
配信されたばかりだし . . . . .
雲雀くんと話す方が 、
私にとっては 楽しいしね 。
課題は また今度するか . . . . . と
スケジュールのことを 思い浮かんだ時 、
雲雀くんが話しかけてきた 。
脈絡もなく 当てられたので 、
びっくりして 肩が跳ねる 。
知られたくなかったわけじゃないけど 、
あまりに突然なので 驚いた 。
あ ー 、なるほど . . . . .
パソコンを出すために開けた 鞄から 、
カードケースに入れた 学生証が
顔を覗かせている 。
え ー 、そんなことあるんだ . . . . .
まあ 、ここからだと にじ大が
1番近い 大学だから 、もしかしたら って
思ってたけど . . . . .
そんな話をしていたら 、
ガラスが揺れる音ともに 、
少しばかり 木が軋む音が 近づいているのが
分かった 。
私のクリームソーダを持ってきてくれた
おばあさんは 、雲雀くんの
注文を 、キッチンの方へ 持って帰った 。
軽く 目を瞑って 、こちらに
開けた口を 差し出す 、雲雀くん 。
え 、" あ ー ん " しろということですか !?
イケメンに !?
いやいやいや 、ちょっと待ってよ
いやいやいや 、ぇ ー . . . . . . . . ?
鈍感な彼に 、
「 貴方のせいですけど !? 」 とは
言えなかった 。
別に 、気にしてないんだけどな . . . . .
少し ぎこちない
会話をして 、しばらくの沈黙が続く . . . . .
と 、思いきや 、
雲雀くんが また 話しかけてくれた 。
思ってもみなかった 質問が
雲雀くんの口から飛び出して 、
びっくりしてしまった 。
今日は 、雲雀くんに
驚かされてばかりだ 。
それに 、いつもと 少し
調子が違う気がする 。
「 鈍感なのは雲雀くんじゃないの !? 」
. . . . . って
つっこみたいけど 、今は 我慢 。
ここ 最近 、ずっと オチ不明だ . . . 🤧
申し訳ない . . . 🙏










編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!