第11話

くりぃむそーだに溶ける恋 / 渡会雲雀
1,198
2026/05/05 07:36 更新
 
 ꒰ঌ 喫茶店の常連さん 同士

 ꒰ঌ 仲はいい方 !
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   私は 、N大学に通う 大学生 。
   大学近くのアパートを借りて 、
   ちょっと お洒落なカフェで バイトしている
   普通の大学生 。
 
   だけど 、そんな 私には
   最高の隠れ家がある 。
 
 
 
 
 
 you
 こんにちは . . . . . 
 
 .
 あぁ 、あなたちゃん 
 いらっしゃい ! よく来たねぇ 
 
 
 
 
 
   それは 、おばあさんが 1人で営んでいる 、
   「 喫茶 ステラ 」 だ 。
 
   あまり 明るい雰囲気ではない
   路地裏を抜けたところにある 、
   古い 、木で出来た 小さなお店 。
   最初は 入るのに躊躇うけど 、
   中に入ると 、木の温かみを感じるとともに 、
   少し きらきらとした 装飾が目に入る 。
   そんな 喫茶店だ 。
 
 
 
 
 
 you
 こんにちは 。 
 今日も 来ちゃいました 
 
 .
 お客さんは 、いつも  
 あなたちゃんしかいないから いいのよ 
 .
 ささ 、好きなところ 
 座ってね 
 
 you
 ありがとうございます 
 
 
 
 
 
   私は 、あまり 友達が多い方ではないので 、
   ほぼ 毎日のように ここへ やってきては 、
   勉強をしたり 、くつろいでいる 。
   
   好きに座ってね 、と 声を掛けられると
   私は いつも 座っている席に 向かって
   歩き出す 。
   端の 、大人が2人掛けられるほどの
   小さな ソファ席だ 。
 
   たまに来る お客さんにも
   気付かれないし 、何より 、
   店内の雰囲気を 1番楽しめる
   特等席なのだ 。
 
   席に着くと 、何を注文するかは
   決まっているのに 、いつも通り
   メニューを開く 。
   開くと 、最初のページには 、
   飲み物の名前が いくつか 書かれている 。
 
   コーヒー 、カフェラテ 、カフェオレ
   コーラ 、メロンソーダ . . . . .
   喫茶店にしては 、かなり少ない
   ドリンク数な気もするが 、
   小さなお店だし 、こんなところだろう 。
   だが 、そこには 、
   他と 一線を画しているものがあった 。
 
 
 
 
 
 you
 すみませ ー ん 
 
 .
 は ー い ー ! 
 .
 ご注文 お決まり ? 
 
 you
 クリームソーダを 1つ 、 
 お願いします 。
 
 .
 はい 、クリームソーダね ! 
 ちょっと待っててねぇ
 
 
 
 
 
   メニュー表に書かれた 、
   「 くりぃむそーだ 」 の文字 。
 
   メロンソーダの上に 、
   アイスクリームとさくらんぼが
   乗っている 、昔ならではの感じ 。
   数あるメニューの中で 、唯一
   ひらがな なのだから 、惹かれるのは
   当たり前だ 。
 
   初めて ここへ来た時から
   ずっと クリームソーダを 頼み続けている 。
   . . . . . 否 、くりぃむそーだ か 。
 
 
 
 
 
 ?
 こんにちは ー !! 
 
 .
 あら 、__ くん 、いらっしゃい ! 
 
 ?
 席 、座ってて 良いですか ー ? 
 
 .
 ええ 、好きなところ 座ってらっしゃい ! 
 
 
 
 
 
   大学の課題をしようと 、持ってきた
   パソコンを開いた瞬間 、
   待ってましたと言わんばかりに 、
   ドアから音が聞こえた 。
   誰が来たのかは 、
   なんとなく 分かっているけど 、
   まだ 知らないフリをしておく 。
 
   "  彼  " と話していたら 、時間が溶けて 、
   課題なんて 出来やしないから 。
 
 
 
 
 
 ?
 あ 、あなたちゃん ! 
 
 you
 雲雀くん . . . . . 
 
 Wtri
 奇遇だね ! 
 
 
 
 
 
   彼も 、私と同じ 、この喫茶店の
   数少ない 常連さん 。
 
   渡会雲雀くん 。
   私と同じ大学生で 、バンドをしている 。
   それ以外は何も知らない 。
 
   そんな 、何とも言えない 、
   心地よい 関係性なのだ 。
 
 
 
 
 
 Wtri
 あ ー 、ごめん 
 課題とか やるとこだった . . . ? 
 
 you
 あ 、いや 気にしないで ! 
 まだ 期限あるし . . .
 
 
 
 
 
   実際 、この課題は 昨日
   配信されたばかりだし . . . . .
   雲雀くんと話す方が 、
   私にとっては 楽しいしね 。
 
 
 
 
 
 Wtri
 そっか ! 
 なら 、相席してもいい . . . ? 
 
 you
 うん 、どうぞどうぞ 
 
 Wtri
 じゃあ 、お邪魔しま ー す ! 
 
 
 
 
 
   課題は また今度するか . . . . . と
   スケジュールのことを 思い浮かんだ時 、
   雲雀くんが話しかけてきた 。
 
 
 
 
 
 Wtri
 ん ? 
 あなたちゃんって 、にじ大 ? 
 
 you
 え !? 
 何で 分かったの !? 
 
 
 
 
 
   脈絡もなく 当てられたので 、
   びっくりして 肩が跳ねる 。
   知られたくなかったわけじゃないけど 、
   あまりに突然なので 驚いた 。
 
 
 
 
 
 Wtri
 いや 、ごめん ! 
 学生証 見えちゃって . . . 
 
 
 
 
 
   あ ー 、なるほど . . . . .
 
   パソコンを出すために開けた 鞄から 、
   カードケースに入れた 学生証が
   顔を覗かせている 。
 
 
 
 
 
 you
 全然 、謝らないで 。 
 にじ大だよ 、私
 
 Wtri
 あのさ . . . 俺も にじ大なんだよね 
 
 you
 え 、そうなの !? 
 
 Wtri
 うん ( 笑 
 全然 知らなかった ! ( 笑 
 
 
 
 
 
   え ー 、そんなことあるんだ . . . . .
   まあ 、ここからだと にじ大が
   1番近い 大学だから 、もしかしたら って
   思ってたけど . . . . .
 
   そんな話をしていたら 、
   ガラスが揺れる音ともに 、
   少しばかり 木が軋む音が 近づいているのが
   分かった 。
 
 
 
 
 
 .
 はい 、お待たせしました ! 
 
 you
 ありがとうございます 
 いただきます 
 
 Wtri
 あ 、注文いいですか ! 
 
 .
 はいはい 、 
 お決まり ? 
 
 Wtri
 俺は 、メロンソーダで ! 
 
 .
 はい ! 
 ちょっと待っててねぇ 
 
 
 
 
 
   私のクリームソーダを持ってきてくれた
   おばあさんは 、雲雀くんの
   注文を 、キッチンの方へ 持って帰った 。
 
 
 
 
 
 Wtri
 ん ー 、やっぱり 
 俺も クリームソーダにすれば 
 よかったかな
 
 you
 クリーム 、いる 、? 
 
 Wtri
 ぇ 、いいの ? 
 
 you
 うん 、半分 、 
 あげるよ ? 
 
 Wtri
 え !  
 じゃあ 、あ ー . . . 
 
 
 
 
 
   軽く 目を瞑って 、こちらに
   開けた口を 差し出す 、雲雀くん 。
 
   え 、"  あ ー ん  " しろということですか !?
   イケメンに !?
 
   いやいやいや 、ちょっと待ってよ 
 
 
 
 
 
 Wtri
 ん ? 
 ま ー だ ? 
 
 you
 え 、と 
 
 
 
 
 
   いやいやいや 、ぇ ー . . . . . . . . ?
 
 
 
 
 
 you
 あ 、あ ー . . . . . . . .   / 
 
 Wtri
 ん ! 
 おいし ! 
 
 you
 よ 、よかったね . . .   / 
 
 Wtri
 ん ? 
 あなたちゃん 、顔赤くない ? 
 Wtri
 熱 ? 
 
 
 
 
 
   鈍感な彼に 、
   「 貴方のせいですけど !? 」 とは
   言えなかった 。
 
 
 
 
 
 you
 い 、いや 、大丈夫 ! 
 you
 ちょっと 、 
 服が 厚くて . . . . . 
 
 Wtri
 そ ? 
 なら 、良いんだけど . . . . . 
 
 .
 はい! 
 お待たせしました 
 
 Wtri
 ありがとうございます ! 
 
 
 
 
 
 Wtri
 あなたちゃん 、 
 ソーダ 飲む ? 
 
 you
 え 、!? 
 
 Wtri
 さっき 、アイス 貰っちゃったから 
 1口 . . . ね !
 
 you
 ぁ 、う 、うん . . . ? 
 
 
 
 
 
   別に 、気にしてないんだけどな . . . . .
 
 
 
 
 
 you
 じゃあ 、いただきます . . . 
 
 Wtri
 え ー ! 
 もうちょっと 飲んでもいいのに ー 
 
 you
 いや 、ちょっとしか 
 あげてないし . . .
 
 Wtri
 そう . . . ? 
 
 
 
 
 
   少し ぎこちない 
   会話をして 、しばらくの沈黙が続く . . . . .
   と 、思いきや 、
   雲雀くんが また 話しかけてくれた 。
 
 
 
 
 
 Wtri
 . . . . . あなたちゃんってさ 、鈍感 ? 
 
 you
 え " 
 
 
 
 
 
   思ってもみなかった 質問が
   雲雀くんの口から飛び出して 、
   びっくりしてしまった 。
   今日は 、雲雀くんに
   驚かされてばかりだ 。
   それに 、いつもと 少し 
   調子が違う気がする 。
 
 
 
 
 
 Wtri
 俺 、結構 
 攻めた行動したつもりなんだけど 
 
 you
 え ー っと . . . . . ? 
 
 Wtri
 ん ー 、伝わってなかったかあ 
 
 
 
 
 
   「 鈍感なのは雲雀くんじゃないの !? 」 
   . . . . . って
   つっこみたいけど 、今は 我慢 。
 
 
 
 
 
 Wtri
 間接キス 、2回もした 
 仲なのに . . . . .
 
 you
 ぇ 、えぇぇ !? 
 
 Wtri
 も ー 、今 気付いた ? ( 笑 
 
 
 
 
 
 Wtri
 クリームソーダ 、 
 一緒に飲も ? 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   ここ 最近 、ずっと オチ不明だ . . . 🤧
    申し訳ない . . . 🙏
 
 
 
 
 

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