第5話

❀4 妹
365
2019/03/26 12:06
彼女と過ごした長いようで短い帰り道を終え、家に帰って早速 森井さんに店長の伝言を伝えることにした。

あんなことがあってよく店長の話覚えてたな自分。

まぁいっか。

ーーーーーーLINEーーーーーー

Ren
永瀬廉です。
店長に伝えたところ二つ返事で了承して下さいましたよ。
1つ目はフラワーアレンジメントを学ぶという事。
2つ目は来週末に面接があるので店に来てくれとの事です。
あや
ありがとうございます!!

じゃあ本格的なバイトはアレンジメント学び終わったあとですか?
Ren
いや、アレンジメントは僕と店長が交代ごうたいで教えますし
バイトは面接が合格したら入ってもらって構わないです。
あや
分かりました!
ありがとうございます

あー…女子との会話って本当に何喋ればいいか分かんねぇ…

敬語になってもーてるし…

て言うか俺敬語になると関西弁抜けるんやな

知らんかった…

しかも明日学校やわ…

終業式ってダル…


そう思いながら下に降りると、ぼーっとしていたせいか柱に思いっきりぶつかった。
永瀬廉
永瀬廉
いって!
ぼーっとしてるからでしょ。
しっかりしてよ
永瀬廉
永瀬廉
最近疲れてんだよ
あー花屋のこと?
結構繁盛してるわよね。
お母さんも最近行ってきたわよ!いい所ね
永瀬廉
永瀬廉
母さんいつ来たん?
俺の記憶の中にないんやけど
そらそーよ。
廉がいない時間帯に行ったもの。
永瀬廉
永瀬廉
それは有難いことで。
そう言って母さんのご飯の手伝いをしていると
急に手伝い?
あんた変なもの食べたの?

と言う。

失礼な!
永瀬廉
永瀬廉
あ、じゃあ手伝わねー
こらこら、手伝いなさい。
忙しいんだから。

どっちだよまじで😓
永瀬雅
永瀬雅
ただいまー
あ、みやびおかえり
永瀬雅
永瀬雅
あれ?お兄ちゃんが手伝いとか珍しい
明日雪かもよ
永瀬廉
永瀬廉
3月に雪とか降らねーし
永瀬雅
永瀬雅
お兄ちゃんだったら降らしかねないし〜
永瀬廉
永瀬廉
おい
永瀬雅
永瀬雅
うそうそごめんって笑
永瀬廉
永瀬廉
嘘つく暇あったら手伝え
永瀬雅
永瀬雅
人使いが荒いなぁ(๑•́ ₃ •̀๑)
そう言いながらもちゃんと手伝いをする1個年下の妹、雅(みやび)

決して兄妹中が悪い訳では無いと思う。
永瀬廉
永瀬廉
そういや雅って次高一やんな?
どこの高校行くん?
永瀬雅
永瀬雅
んーとね、榴ヶ岡高校
永瀬廉
永瀬廉
榴ヶ岡…?
永瀬雅
永瀬雅
お兄ちゃんと同じじゃないの。
残念でした〜
永瀬廉
永瀬廉
永瀬雅
永瀬雅
あれ?まさか本当に寂しい?😏
永瀬廉
永瀬廉
なわけないやん
アホか
永瀬雅
永瀬雅
なんだーつまんないの

榴ヶ岡高校ってもしかして……

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