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第2話

契約書
59
2024/03/07 15:00






あなた
…はぁ、
あなた
ブラック君と、会いたいな…




なんてことを毎日、毎日呟いている、



どうするの…貴方?
「うーん、困ったなぁ、会わせたいけど、」
…そうね、私も会わせてあげたいけど、
「東京か…遠いな、」




九州は自然が多くあった










 数年後



私は高校生になっていた…




…でも、
あなた
高校生になっても覚えてるんだ…





まだ、ブラック君と遊んだ記憶が鮮明に覚えている、
あなた
…忘れなきゃ、







昔のことなんて…相手が覚えているかも分からないんだから





あなた
高校生…といっても



もう卒業なんだけどね、
あなた
早すぎる、恐るべし時の流れ






先生から「やりたいことはあるか?」



そう言われたけど…今も前の私もやりたいことが見つからずに進路の紙を私だけ空白の状態で出した
あなた
…やりたいことね、







やり残したことなら沢山あるのに、
あなた
…やりたいこと、






何なんだろ、
あなた
…私に向いてること、







声…
あなた
声優、歌手?





世の中が甘くないことは知っているつもり
あなた
大学行こうかな…行けばやりたいことも見つかるよね





成績優秀だったら色んな事に挑戦できていたかもしれないけど、私は優秀でも、優等生でもない極々普通の高校生
あなたは…大学に行くのか?
あなた
お父さん…
やりたいことをやりなさい
あなた
お母さん、
お金のことなら心配しないで行きたいところに行きなさい
あなた
…うん!ありがとう




無事に卒業式も終わり引っ越しの準備中
あなた
これは持ってく、
あなた
これは置いてく、


と、持っていくものと置いていくもので分けてます
あなた
これは…
あなた
契約書?



書かれていたものは


 あなた ちゃん

 オエちゃん たちは はなれても ともだち です

と平仮名で丁寧に書いてあった
あなた
…持ってこ


両親には沢山怒られたりしたけどお世話になったな、
あなた
お世話になりました!
また何時でも来なさいね
たまには顔、出しに来いよ~?
あなた
勿論!

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