第74話

🚄🎒第71話:色褪せない面影とお礼のお菓子
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2026/06/11 23:13 更新
旅館の一角で敢助、高明。由衣の3人は、一台のスマホを食い入るように見つめていた。画面に映っていたのは少し画質の荒い、けれど温かな光に満ちた数枚の写真。
大和敢助
今見ても、この人はちっとも変わらねぇな。俺達が子供の頃、いっつも遊んでくれたっけ…
上原由衣
そうね。葵さん、とっても綺麗で優しくて…私達の憧れだった。もう1人の憧れの甲斐さんと同じ、警察官…引っ越しちゃうって聞いた時、私、寂しくて一晩中泣いたんだから。
諸伏高明
彼女の事は、片時も忘れた事はありません。葵さんは私達の心の原風景そのものですから。
写真の中にいる女性、清宮葵。
近所に住んでいた、現役警察官。高明達はいつも彼女の家に寄って、遊んでいた。
小鳥遊霊那
(あ、前の人生の私の写真を見てたんだ…みんな。あんなに大切に思ってくれてたんだね…)
胸の奥がキュッと締め付けられるような、愛おしさと切なさが入り混じった感覚。霊那ちゃんは手に持っていたクッキーの箱を持って、3人に声をかけた。
小鳥遊霊那
あ、高明さんたち!ちょっと渡したいものが…あ、いとがしいなら後にするよ?
長野県警3人「(ビクッとしてスマホを隠す)」
大和敢助
い、忙しくねぇよ!全然暇だ!
上原由衣
ちょっと昔話をしてただけなの。渡したいものって、なぁに?
小鳥遊霊那
じゃーん!クッキーだよ!
霊那ちゃんが差し出したのは、クッキーが入った大きな箱。
小鳥遊霊那
わたしがかぜひいた時に、おみまいくれたでしょ?そのおれい!開けてみて?
箱を開けると、そこには、降谷と焼いた「リンゴジャムクッキー」が宝石箱のように並んでいた。
小鳥遊霊那
リンゴジャムは、おみまいでくれたりんごを使ったの!みんなでたべてね!
3人は顔を見合わせ、慎重にクッキーを手に取る。
彼らの心の中では、思い出の中の葵さんと目の前にいる霊那ちゃんが、温かな光の中で重なり合っていた。
江戸川コナン/工藤新一
あ、ネクストコナンズヒント!
小鳥遊霊那
今回はなしだって、コナンくん。
江戸川コナン/工藤新一
あれれ?おかしいぞー?
小鳥遊霊那
(新一くん。その子供のふり、恥ずかしくないのかな。)

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