第3話

たけとる微🔞2
389
2024/02/11 10:44
正直、人を呼ぶと言っても普段はそんな部屋を片

付けたりすることもなかったように思う。

だけど、今回はそうもいかない。



いや、まあ、気にしなさそうだけどな、あいつ…。

そんなことを思いながらも急いで部屋を片付け

る。

ピロン

自分の携帯だ。急いだ取りに行く。もしかしてキ

ル…?
かにちゃん
今ポケに会ったわー。話してるから遅くなったらごめんなー。
なんやねん。どうでもよ。

そしてまたスマホが鳴った。
キルシュトルテ
早めに家ついたんだけど平気ー?
予定よりも10分早い。キルって遅刻するタイプじ

ゃなかったのか…?と不思議に思いながらも部屋の

片付けも程々にし玄関へ迎えに行った。
まいたけ
よっす。久しぶりだな。
キルシュトルテ
おー。おじゃまするわー。
お互い活動が忙しく、久しぶりに会えて心の底か

ら嬉しかった。

でもそんなことも言えるはずもなく、下を向きな

がら部屋へ案内した。

結局、まだかにちゃんは帰ってきていないので、

何も用意は出来ていない。

でも、キルはそんなことも気にせず、そわそわし

ていた。何かあったらおかしかったか…?

何も話さなず、無の時間がひたすら過ぎていく。

その沈黙を破ったのはキルだった。
キルシュトルテ
なあ、久しぶりに会えたんだし、そば行っていいか?
こんなこと言われるのは初めてだった。

驚きが隠せず返答できずにいた俺に、キルはハグ

をかましてきた。

お互いに心臓の音がうるさくて堪らない。

あーあ。このまま時が止まれば良いのにとか馬鹿

らしいことを考えることしかできなかった。

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