くちがひらかなかった。
ほんとうならくすりをたくさんのんでいたい。
でも、うごきたくない。くちがひらかない
おれはいしきをうしなった。
俺はないくんの家にみんなで来た。
だけど、家に1週間ほどこもっているのでさすがにやばいと思う。
家の合鍵。
手汗でびしょびしょだから滑ってなかなかドアがあかない。
ガチャッッ
俺たちは一斉にないくんの家に入っていった。
ないこが自分の部屋の端っこで倒れていた。
起きる予感はなく、とりあえずリビングに行くことにした。
そこには力が全く入っていないないちゃん。
死んでるのかと疑うほどに動かない。
そして細い。
その後もないちゃんは泣き続けて、寝てしまった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!