目を瞑った瞬間から始まる痛み
ジョングクを思い出す時間ごとに凍てつく胸
今までの別れは別れじゃなかったようにさえ思える
これがまさに別れと言うものだって
ジョングクを通して知っていった
私の部屋でジョングクと居たことが
全て映画になって
その映画の中のジョングクは
私の愛の主人公だったのに
終わりゆく愛の結末を見るのが嫌なの 私は
始まりまでもう一度巻き戻して
ジョングクを切り取ってみる
あの空で月明りが私の涙に覆われてしまうとき
ひとつだけの、始まったばかりの私の愛も終わり
全て忘れようと、
消そうと私の心の中のジョングクを燃やしても
花火みたいに私を包み込む
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。