カトク
~事務所
…え??
事務所の前には誰もいない
じみん、待ってるって言ってたのに
もしかして、サセン??
やだやだやだ。うそでしょ。ジミン何で居ないの…??
"わっ!!"
後ろから声がしたのと同時に肩を叩かれた
後ろを向くとジミンがいた
しかも、ずぶ濡れの
するとじみんは急にしゃがんだ
一生懸命靴紐を結んでいるジミン。
私も一緒にしゃがむ
するとジミンは私に抱きついてきた
雨に濡れていて冷たかったけど、どこか、温かさもある。
すると声がした
??「ひょん?」
振り向くとグク君がいた
グク君は私達から離れようとした
私達を横目で見ながら事務所に入っていった。
ジミンが指をさした先には虹…じゃなくて飛行機雲だった
言われてみれば…
それでね、夜ご飯は2人で焼肉屋さんに行ったの。
今日も平和だ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!